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07

俺は周囲の警戒をしつつ眠るライラを横目に訓練計画を練っていた。


暫くしてライラが起きたので魚と木苺を食べさせる。


(食べながら聞いてくれ、ライラ今のお前は弱すぎる。子供だから仕方が無いが、逆に子供だからこそ伸び幅が大きい。だからゴブリン退治の前に基礎体力作りをする事にした。食べ終わったら俺を背負って林の中で薬草や食べられる木の実の採取だ。後、一様ナイフも持っとけ使うかもしれん)


ライラは食べながらコクコクと頷き、食べ終えるとナイフを取り出して俺を背負って林の中に入り採取を始めた。






(うぅ・・・足痛い・・・・・腰痛い・・・・・主様もうだめです・・・・・・・)


(そうか、よく頑張ったな休んでいいぞ。ああ、水分と塩分の補給は忘れるな、食べられそうなら魚と薬草も食べとけ)


ライラは俺を下ろして座り込み水分と塩分を取った後、魚と薬草をもぐもぐと食べているのを見て「食欲があるなら大丈夫そうだな」と一安心していると俯いてぽろぽろと涙を流し始めた。


(ど、どうした?どこか具合が悪いとかか!?それともいきなりきつ過ぎたか?)


(グスッ・・・私ぜんぜんダメで・・・これじゃ主様のお役にも立てないし・・・・・うっ・・・うわぁ~ん!)


(はぁ・・・何だそんな事か・・・脅かしやがって。いいか?さっきも言ったがお前はまだ子供だ。行き成り何でも出来る訳無いだろ、だから泣くな。そんな暇があるなら体を動かせ、疲れたら食べて休め。俺の言う通りにしたら必ず強くなれるから心配すんな)


(ううっ・・・あい・・・解りました・・・・・主様の事信じてがんばります・・・・・)


それから採取と休憩を何度も繰り返し、木箱が一杯になったので泉の方へ戻り、アイテムとライラのステータスを確認した。


――――――――――――――――――――――――――

 アイテム(偽装中)

  装備品:肉切包丁×2 ナイフ×5 片手斧×2

 

  食料品:魚×3 水瓶(中(水)×4 岩塩(小)×7

   木箱(小(薬草×200)×2 木箱(小(木苺×150)×1

   木箱(小(毒消し草×100)×1 木箱(小(茸×50)×1


  生活用品:水瓶(中(空)×13 木桶(小(空)×5 

   火打石×8 

 

  素材その他:木枝×30 材木(中)×32 材木(小)×53

   縄×38 布(中)×5 革(小)×12 革紐×16

   毛皮(中)×22

――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――――――

 種族:コボルト♀ 名前:ライラ LV2

  HP 15/15 MP 7/7

  筋力:8 体力:5 素早さ:12 技術:5

  知力:3 精神力:5 幸運:3

  スキル:聴覚強化(小) 嗅覚強化(小)

 眷属契約〔契約主:パンドラ〕

――――――――――――――――――――――――――


(よくがんばったな。食料も沢山集まったし、少しだが強くなってるぞ、ライラ)


(え!本当ですか!やった!主様の言った通りですね!すごいすごい!!

ありがとうございます!主様!!)


(嬉しいのは解るが余りはしゃぐなよ。疲れてんだからさっさと寝ろ・・・ああ、体は冷やすな、ちゃんと毛皮掛けろよ)


(フフフ・・・主様厳しいのか優しいのか解りませんね)


(ハッ、言ったろ俺は自力じゃ移動も出来ないんだ、全部自分の為なんだよ。解ったらとっとと寝ろ)


ライラは「はぁ~い」と返事をして毛皮を被ると丸まって眠った。俺は周囲を警戒しつつ今日の事を思い返し、ライラの精神的に不安定な所を改善出来ないかを模索した。

ここまで読んで頂き有難うございます。

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