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目の前に犬耳少女が座っていた・・・全裸で。











(あれ?私どうして・・・何これ・・・え?・・・人間の手?・・・・・ああ、そうか・・・私強くなったんだ・・・・・)


そう言うとライラは立ち上がり落とした剣を拾って、俺を背負おうと背負子に手を掛けた。


(待て待て!違うだろ!そーじゃねぇだろ!まずは服!服を着ろ!あ~もう色々ヤバイから早く服を着てくれえええぇぇぇ!!)


取り乱す俺の言葉にライラはきょとんとして首を傾げた。


(主様、何を慌ててるんですか?それに服って何です?)


(そ!こ!か!ら!か!よ!!あ~もう順番に渡すから俺の中から取り出せ)


ライラは俺の中から人間の荷物の中にあった女物の着替えを取り出すと広げて見せた。


(この布は何ですか?どうやって使うんですか?)


(あ~それはパンツと言ってだな、足を通して履く物だ)


ライラは尻尾の邪魔になるから履きたくないと言ったが、ナイフで穴を開けさせて履かせ、次にキャミソールと布のズボンと服を着させた(勿論ズボンも穴をあけさせた)。ボタンを止めるのに苦労したが何とかなった。


(主様・・・大きくて動きにくいんですけど・・・・・)


(ダメ!絶対にダメ!俺の精神衛生上とても宜しくないから絶対にダメだ!袖と裾は折って上げとけ)


俺は話題を変えようと、以前付けられなかった革の鎧を渡してみたが、やはり着けられなかったので革の胸当てを着けさせ、革のブーツも履かせて腰のベルトに剣の鞘を通させた。


(おお!なかなか似合ってるじゃないか!かっこいいぞライラ!)


(ほ、本当ですか、主様・・・えへへ・・・・・)


そう言って照れながら左右に尻尾を振るライラを見て素直に可愛いと思った。

そこでふと思い出した、スタイル悪く無かったよなと・・・・・


(いや、いかんいかんそこは思い出すな俺!違う!違うぞ!俺はロリじゃ無いぞ!ってか落ち着け俺!)


つい流れで念話になってしまってた俺を不思議そうに覗き込むライラに「どうしたんですか、主様?」と言われ、びくっとしながらもどうにか落ち着きを取り戻した。


(お、おう、何でも無いぞ。それよりオーク共と集落内の物資の回収に行こうぜ)


倒したオークと武器を回収し、集落内を見て回ったが隠れているものは居らず、武器も錆びて使えない物ばかりで大した物は無かったが、食糧庫があったのが助かった。中には解体された何かの肉の塊が大量に吊るしてあり、それを見たライラが「お祝い!お祝いしていいですか!」と大はしゃぎした。他にも調味料や野草なども有り、大所帯維持すんのも大変だな、と思いながらもこれだけの物資が自分の中に入ると言うのは正直ちょっと怖かった。


物資回収後はライラに好きなだけ肉を食べて良いぞと言うと、次から次へと肉を焼いて食べ、最後には「食べ過ぎて苦しいです」と言うライラに薬草を渡して眠らせてステータスの確認をした。


―――――――――――――――――――――――――

 ステータス(偽装中)

  名前:パンドラ LV9 HP 930/930

  属性:闇 耐久力:150

  スキル:闇属性耐性 闇属性攻撃 天地無用

   物理攻撃耐性 ステータス偽装 魔法攻撃耐性

   所持限界量増加 自動修復(小) 並列思考

 眷属:犬獣人♀〔名前:ライラ〕

―――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――

 種族:犬獣人♀ 名前:ライラ LV1

  HP 300/300 MP 200/200

  筋力:200 体力:200 素早さ:300 技術:100

  知力:100 精神力:120 幸運:40

  スキル:五感強化 高速思考 剣術 咆哮 身体強化

   言語操作

  装備:グラディウス×2 布の服 布のズボン 

   革の胸当て 革のブーツ

 眷属契約〔契約主:パンドラ〕

―――――――――――――――――――――――――


何やらライラが偉い事に為ってる気がしたが、それ以上に見た目の変化で驚いたので然程驚かなかった。

ここまで読んで頂き有り難う御座います。

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