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俺の休日は慌ただしい…(真)

前回のサブタイトル間違えました...

こっちが本当です。


六月の、爽やかな風が黄昏の太陽とともに俺の心に吹き通る。そんな夕暮れに一本の電話が風にまぎれてやってきた。…なんてロマンチックにいってみたけど、ただ単に、土曜日のゴロゴロタイムを削ってくれやがる鬱陶しくて仕方がない迷惑な電話がかかってきただけだ。

『よっ!なりせ!』

「よっ!じゃあねぇ、俺がこの時間の会話を嫌うの知ってっだろう。それに俺の名はなりせじゃねぇ、なるせだ!…で何の用だ。もしどうでもいい用事だったら、速攻できって次お前に会った時カバンにダンゴムシを大量に入れてやるからな。」

「おいおいひでぇなぁ、なりせよぉ〜。せっかく親友の俺が連絡してるってのに。』

「俺にいつもいつも名前を間違える親友はいない。じゃあな、今度会った時にはカバンに気を」

「待て待て待てって!わるかったから!謝るから!』

…つけろ、と続けようとしたら速攻で謝ってきやがった。まあいいけど、入れてみたかった気もするなぁ。

「それで?何の用だ、自称親友の和哉君?」

『自称て。まあいい、お前もこんな話で時間潰されたくないだろうしな。』

「前置きはいいから」

『…お前彼女いる?』

「はぁ?」

一体こいつは何を言ってんだ?彼女なんて邪魔なだけだし、三次元の女なんて鬱陶しくて仕方がないってのに。

『彼女なんて邪魔なだけだし、三次元の女なんて鬱陶しくて仕方がないって感じだな。』

…こいつ俺の心の声読みやがった。なぜだ、俺そんなに思考回路わかりやすいか?

「いねーけど、なんだよ。」

『まぁ、いてもいなくてもあんまカンケーないんだけどな』

「じゃあなんで聞いたんだよ...で?何の用だよ?」

『じゃあ、明日の10時に駅前の"カラオケスィズム"な。』

プツッ。…ツーー…ツーー…ツーー…。



「…………………は?」

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