第六十七話 パン工場建設着工!波乱はもちろんあります。
こんにちは。荒高まっぽです。
今回はついにパン工場建設着工です。
とはいえ、ただ建てるだけで終わるわけもなく、今回もちゃんと波乱があります。
そして相変わらずノイズはノイズです。
よろしくお願いします。
ざっくりあらすじ。
パン工場を極寒で小麦の名産地パリンパリングラスに建てます。
みんな寒い。
以上。
さて来ました。
ツクル工務店従業員たちと弟イキモ。
工場を建てる打ち合わせには会計士のヒトニと総責任者のシズカがいます。
兄のツクルが言います。
「シズカ様今回は大きい仕事ありがとうございます。
建築費用は5000万円です。
今まで贔屓にしてもらっていますから実際は2割引きの4000万円でいいです。
…ここだけの話帳簿はどうします?
お互い合わせて5000万円で工事したことにするのも可能ですが。」
ヒトニはそれでいいと頷きそうですが、シズカは止めます。
なおノイズはここにはいません。
いても役に立たないからね。
「変なところでケチってノイズ様の名前に傷がつくといけません。
その値引いてもらった分は工場の機械のアップグレードに使います。
…ところでイキモさんはなんでここにいるんですか?」
話しかけられるイキモ。
「はい。シズカさんヒトニさんこんにちは。
ヒトニさんは初めましてかな?
実は僕兄さんの工務店で大きい仕事限定で最終チェックするんです。
観察スキルの応用で。
そこそこ兄さんくれるんでいい仕事ですよ。
…出番が減ったからしゃしゃっているわけではありませんよ。そのために最初の土地の状態も確認でついてきました。」
シズカは仕方ないと納得しました。
「では建設お願いします。どれくらい期日はかかりますか?
ホテルからなるべく早く工場を開けて欲しいと依頼されています。」
ツクルは答えます。
「結構な規模なんで1ヶ月ほどですね。
従業員たちとここに1ヶ月出張で定住して頑張って全力でいい工場を建てます。
さっきイキモが言ったように最終チェックしてもらったら終わりです。」
ヒトニが口を挟みます。
「期限が短ければそれだけ費用は少なく済みますか?」
ツクルは答えます。
「いいえ。逆に従業員に負担をかけるので費用を追加でもらうことになります。
残業費用や休日出勤で手当を払わないといけないので。
急がば回れですね。」
ヒトニは納得していませんがこれが仕事です。
こうして工事が始まりました。
シズカはツクルを信用していましたがやっぱり大きい仕事です。
定期的におやつやお茶を差し入れしていました。
工務店もモチベーション維持に役に立ったのでした。
シズカは考えます。
(こう言うところがヒトニ兄さんには足りないのよ。
人は行動でついてきて信頼を寄せると。)
なぜかお茶やおやつを毎回食べてるイキモ。
シズカは思います。
(お前本業はどうした?)
「僕も仕事してますからね。もらうものはもらわないと。スキルで瞬間移動できるんで大丈夫です。」
イキモの独り言は誰も相手にしません。
1ヶ月後。
イキモが最終確認して合格が出ました。
「兄さんはいい仕事相変わらずするね。俺にはできないよ。」
珍しくイキモは家族愛を見せるのでした。
「お前おべっか使っているがお茶とおやつ皆勤賞だったぞ。なんなんだ弟よ。」
ツクルはおまけで工場の横に事務室兼休憩所を作りました。
「これはサービスです。また何かありましたらよろしくお願いします。」
こうして無事工場が建ち注文した機械類が新しく建った工場に運び込まれました。
いよいよ工場稼働です。
その1ヶ月間ノイズが何をしていたかと言うと。
普通に日常を送っていました。
特にトラブルも起こさないで。
パン焼いて、聖騎士の仕事して、歌ってみた収録。
何かをノイズは察していたのかもしれません。
(シズカさん最近出かけること多いな。アバンチュールしてる?
それとも…おいしいもの独り占めで食べに行ってる?
いや、副業始めたとか?今度聞いてみよう。)
やっぱりバカでした。
今回はここまで。
次回ついに工場稼働。
第六十八話に続く。
お楽しみに。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は工場建設回でした。
ツクル工務店はやはり安定感がありますね。
イキモもなんだかんだで役に立っていました。
一方でノイズは何も知らず、いつも通りの日常を送っていました。
平和そうに見えて、やっぱり根本はバカです。
次回はいよいよ工場稼働。
問題が起きないはずがありません。
お楽しみに。




