第六十六話 ついに工場建築!!パン工場稼働なるか?
こんにちは。荒高まっぽです。
今回はついに工場建設地が決まる回です。
パン工場編、ようやくここまで来ました。
とはいえ、ノイズなろうです。
すんなり終わるわけがありません。
よろしくお願いします。
シズカは候補地一覧を見ていました。
パッキリスマホ
パリンパリングラス
ビリビリヌノジ
ベキベキダンボール
ソウオンワールドは音に関する地名が多いです。
まず最初に外されたのがパッキリスマホでした。
ここはとある精霊がスマホ依存症で彼氏にスマホを真っ二つにされてから人のスマホを壊す精霊として定着して超過疎化していました。
さらに恋人とスマホでイチャイチャしていると別れさせられます。
恐ろしい地域です。
流石にノイズにこの地域の解決をさせることはありません。
もちろんパン工場での仕事に支障が出ますね。
ここまでで少し絞られてきました。
今最有力候補はパリンパリングラスです。
(パンに強い粉あって。
補助金が2割出て良いことづくめなんだけど。)
難点はただ一つ。
北国の寒い地方でした。
寒い地方の穀物はだいたい美味しい。
(寒さ対策しないと従業員が定着しないかな?
不快は地味に人を削る。寒さを甘く見てはいけない。)
キィキィコクバンの距離は工場とホテルと本店を直通ゲートで結ぶため問題はありません。
と言うわけでシズカはパン屋の定休日である、月曜日にノイズを連れてパリンパリングラスを訪れました。
「シズカさん、ここ寒いね。倒産一家さんたち風邪引かないかな?」
こいつの頭にある病気は風邪しかないようです。
「工場は完全空調で気温は大丈夫です。社宅も外断熱完備の家用意しますから。ノイズ様、役所では私がお話しするので黙って聞いていてください。あなたは聞かれたら『部下に任せてあります。』とだけお答えいただきます。」
こうして役所で偉い地方議員と話になりました。
議員は言います。
「ここはいい土地なんですが寒さと高齢化で若者があまりいません。何卒工場を建てていただいて地域活性化に一役買っていただけたら… 。」
シズカはストレートに聞きます。
「助成金は2割だそうですね。うちの工場を建てるのに試算が1億かかると出ています。土地代は別です。2000万円になりますが、出せますか?」
議員は期待を込めて答えます。
「ええ。助成金2000万円は確実に出ます。国の象徴ノイズ様が直々に来てくださるのですからあなた方を信用しています。パン工場のための小麦も地産地消で話題になるかと。うちの小麦はパンに向いています。是非お店側でも卸してくださると嬉しいです。」
この議員、商売上手です。
「実際こちらをご賞味ください。」
そこにはスライスされた食パンが。
スタンディング食パンと違って小麦の味を生かしたシンプルな食パンです。
二人は味見します。
焼きたてでもないのに、香りが立っている。
シズカとノイズは目を合わせました。
そして頷き合いました。
議員が聞きます。
「ノイズ様、お味はいかがですか?」
ノイズ。
「……部下に任せてあります。」
一瞬、空気が止まりました。
議員。
「……え?」
シズカは無言でノイズの脇腹に肘をめり込ませました。
「ぐっ」
「ノイズ様は大変お忙しい方なので、味の評価も含めて現場判断になります」
(ああ、これだからバカは)
「わかりました。粉は本店でもこちらを使いましょう。
スタンディング食パンがますます美味しくなりますね。
こちらに工場を建てます。」
シズカが決定しました。
ノイズは
(これ、いじったらどうなるんだろう)
なんかやばいこと考えてます。
こうしてまたツクルの工務店がパリンパリングラスに派遣されます。
……背後で嫌な気配がした。
「呼ばれた気がした!」
(来た……イキモだ)
波乱の工場建設。
シズカはいつ解放されるのか?
長くなったのでまた次回。
第六十七話に続く。
お楽しみに。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は候補地見学と、工場建設地決定のお話でした。
寒さという不安はありますが、小麦の強さと補助金の魅力は大きいですね。
そして相変わらずノイズはノイズでした。
「部下に任せてあります。」は使いどころを間違えるとこうなります。
さらに嫌な予感しかしないイキモまで来ました。
工場建設編、まだまだ波乱が続きそうです。
次回もお楽しみに。




