第六十話 工場建ってないけど工場長誕生!!ベーカ・リートウサン就任。
こんにちは。荒高まっぽです。
今回は工場長誕生回です。
まだ工場は建っていませんが、人材は先に確保します。
倒産からの再起。
パン職人の意地と執念をご覧ください。
はい。
前回はクロワッサンが商品化しましたね。
今回は工場長が誕生するお話です。
いずれ工場長になるベーカ・リートウサン。
彼は58歳で街で30年小さなパン屋さんを家族で営んでいました。
リートウサンベーカリー。
個人経営の飲食店に今は厳しい時代。
物価高に光熱費上昇。
リートウサンベーカリーは家族経営で人件費もギリギリで回していましたがそれでも限界が来ました。
店は倒産。
ベーカと家族は食べていかないといけません。
それで再就職先を探していました。
なんとなく話題になっていたスタンディング食パン屋。
店にフラッと入って食パンを購入。
ベーカは食べて驚きました。
(この味は普通のパン職人が出せる味じゃない。パンの神様に愛された奴にしか出せない味だ。ここに携わりたい。)
ベーカは翌日も店に来た。
三日通った。
そして確信した。
最高責任者のシズカを呼び出してもらいました。
ハリボテでノイズが最高責任者ですが人の対応はシズカがしていました。
シズカはベーカの熱意に困惑します。
「どうか。お願いします。うちには四人家族でパン屋が潰れて食うアテがありません。私はパンを上手く焼けます。是非ともここで働きたいです。下働きでも構いません。よしなに。」
シズカはベーカから経歴を聞いて閉店後の工房でベーカにパンを試しに仕込んでもらいます。
(本店はノイズ様の働く訓練だからこの人は置けない。だけど家族経営してるし今見せてもらってる腕は確かだ。いっそ建てる工場の長になってもらおうか?パンの焼き方の指導さえできればそれでいい。数字はヒトニ兄さんに任せればいいし。)
シズカは問います。
「ベーカさん。いっそご家族で全員働くのはどうですか?経歴も聞きました。
ただ工場は地方に建てる予定なので引っ越しして頂かないといけませんが。
もちろん費用は当社が負担します。まずはベーカさんだけノイズ様からトライアルで焼き方を習ってから工場長をお任せできますでしょうか?」
ベーカは破顔しました。
「はい。働けるなら南極でも北極でも行きます。パンさえ焼ければ私は生きていけます。よろしくお願いします。家族は妻のネセサがレジ、接客。長女メモが経理を。
長男のアイボがSNS担当でした。何なりと使ってやってください。」
つまり家族構成はこうです。
妻、ネセサ・リートウサン56歳。
長女、メモ・リートウサン25歳。
長男、アイボ・リートウサン23歳。
そうですね。
ノイズが倒産一家と呼ぶ未来は遠くないわけで。
仮契約が決定したのでベーカは一旦1週間ほどノイズの元でパンを焼く補助をすることで焼き方を習うことになりました。
またそれですったもんだします。
今回はここまで。
次回第六十一話をお楽しみに。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ベーカ・リートウサン、いいキャラでしたね。
ノイズとはまた違う方向の「パンバカ」です。
次回は、ノイズ指導のもとでのパン修行編になります。
もちろん、すんなりいくはずがありません。
引き続きお楽しみいただけたら嬉しいです。




