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最弱スキル【騒音】で追放された俺、嫁が全員ヤバい件について。 〜無自覚バカのゆるゆる異世界ハーレム生活〜  作者: 荒高 まっぽ


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第三十六話 ついに!八人目のお嫁さん候補!?男装女子アヤメ・マシタ登場。

ここまで読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。


ついに八人目のお嫁さん候補が登場します。


長らく出せなかった理由は、物語の流れと心情描写をきちんと整えたかったからです。


今回は少し重たい回です。


でもこの物語の「ふわふわ」の土台にある傷や過去も、ちゃんと描いておきたいと思いました。


どうか最後までお付き合いください。


長かった。


いや本当に長かったよ。


ストーリーの都合でなかなかこの子は出せなかったんです。


察してください。


今回はシリアス回です。


では始めます。


毎週の国歌斉唱を立派に遂げるノイズ。


そばにはオンちゃんとイツカがいます。


そこに近づいてくる、老騎士が。


「ノイズ様、初めまして。


私はマッテ・マシタと言います。


折いってお話があります。


私の話を聞いていただけないでしょうか?」


イツカは言います。


「ノイズ様、マッテ・マシタさんは国の偉い騎士様です。


詳しく話すと3時間はかかるので偉いとだけ。


信用していいです。」


ノイズは頷いて。


「僕でよければ聞きます。転送ゲートもありますからお話は家でしましょう。」


マッテは感激しています。


「流石聖騎士様だ。実はその話のキーパーソンがこの子です。


アヤメご挨拶なさい。」


ショートカットで黒髪、銀色の瞳の美青年が挨拶をします。


やや小柄で華奢です。


「僕はアヤメ・マシタと言います。


ノイズ様よろしくお願いします。」


イツカは本能でこの子は女の子だと見抜きますが黙っています。


「アヤメさん初めまして。私はノイズ様の第一夫人で第三王女のイツカ・ウラギルです。長話も何ですからみんな家に行きましょう。」


オンちゃん。


「出られる気配じゃないアル。」


オンちゃんは姿を消していますからみんな認識していません。


こうして話は自宅ですることになりました。


オンちゃんは離脱。


シズカは家の真の主なので話を聞きます。


「私もお話を聞いてもよろしいでしょうか?ノイズ様一人では判断が難しいので私もサポートに入ってます。」


マッテは言います。


「私は元々国の中枢にいました。


ノイズ様の頭のことも…。


おほん。


お話の結論から言いましょう。


この子、アヤメの面倒を見て欲しいのです。


この子は男性の格好をしていますが女性です。


元聖女でした。


髪は床に付くくらい伸ばしていてそれはそれは美しい聖女だったんです。


私は名字から分かる通りこの子は遠縁の親戚なんですよ。」


「アヤメが男装する理由からお話ししましょう。


イツカ様は知ってますね?


聖女襲撃事件を。」


イツカは肯首します。


「はい。あれは凄惨な事件でしたね。


国でも知っている者は王族関係しかいないかと。


国民が知ってはいけない事件ですね。」


マッテは続けます。


「この話は内密にしてもらいたい。


実はアヤメはあの事件の被害者の聖女でした。


国は把握してなかったのですが、聖女と魔物を使って最強の亜人を作るカルト集団がいました。


それがアヤメを攫ったんです。


アヤメ自体には被害はなかったのですが…。


それが皮肉なことに儀式寸前にアヤメの魔力暴発でカルト集団は全滅しました。


周り一面に被害者の身体の形が影でしか残っていなくて…。


酷いのがたまたま後学のためにとカルトの男の子がいました。


若いのに…。


被害者は20人ほどでした。」


「それからです。


アヤメが長い髪をばっさり切って聖女を降りたのは。」


そこからはアヤメが話し始めます。


「僕は殺人犯だ。


今でも少年の恐怖に歪んだ顔が夢に出る。


聖女は清らかな存在しかなってはいけない。


だから、聖女をやめて男として生きることにしたんだ。


だからマッテおじさんに頼んで騎士団のトレーニングもしたんだけど身体がついていかなくて周りからも浮いちゃって。


その時だった。


僕のスキル祈りとノイズ様の騒音スキルが相性がバッチリだと分かったのは。


ノイズ様のスキルに触れているとあの事件を忘れられる気がするんだ。


どうか同居をお願いできないだろうか?


お金は聖女時代のお手当が丸々あるので払えます。


お願いします。」


マッテは続けます。


「実は私の家に住まわせることも考えたんだが私が不治の病にかかってしまって。


余命は数年だがアヤメの負担をかけたくなくてな。


妻は数年前に先立たれている。


どうか私からもお願いできないだろうか?」


ノイズは聞いてましたが理解できるのは人間と魔物の間にも子供が作れるくらいです。


シズカが結局仕切ります。


「わかりました。


いいでしょう。


部屋は幸い最後の部屋が空いてます。


ただ労働としてパン屋の仕事をしてもらいます。


服装は男女どちらでも構いません。


あなたを尊重します。」


こうして八人目のお嫁さん候補が家に来ました。


やっとお嫁さん候補揃ったよ。


やったね。


ノイズはアヤメを触ってはいけないと思い、夜は歌を歌ってアヤメを慰めるのでした。


アヤメがだんだん傷が癒えていくのはそのうちにお教えします。


ではまた次回。


第三十七話に続く。

アヤメという存在は、弱さと強さを同時に抱えたキャラクターです。


清らかであることを求められた聖女が、自分を「清らかではない」と断じて男装する。


でもそれでも、生きる道を選んでいる。


ノイズは相変わらず核心を理解していませんが、彼の騒音が誰かの傷を和らげる瞬間があるのも事実です。


この先、アヤメがどう変わっていくのか。


そしてノイズがどれだけ気づかないままでいられるのか。


引き続き見守っていただけたら嬉しいです。


また次回、お会いしましょう。

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