第二十六話 ノイズ完全復活!コミュ障とバカは治らない、それでも生きる
第二十六話です。
分身騒動、いよいよ決着編。
頭が良くなるって幸せなのか?
バカのままでいるって不幸なのか?
ノイズなりにちゃんと悩んでいます。
今回もわちゃわちゃしつつ、ほんの少しだけ真面目回です。
よろしくお願いします。
前回のあらすじ
ノイズ夜の生活限界→
シズカ分身魔法かける→
分身二人の知能がノイズの倍の20→
嫁さん候補から色々訝しまられる→
心折れたノイズは公園でブランコを漕ぐ→
謎の人物登場←イマココ
はいはい。
やっていきましょう。
現れたのは音の精霊オンちゃんでした。
オンちゃんは音の精霊なんでノイズの騒音スキルで場所がわかったので来ました。
オンちゃんはノイズに好物のブラックコーヒーを渡しました。
オンちゃんはオレンジジュース。
二人はベンチに移動して話します。
「オンちゃんお前捜索する前にシズカから聞いたアル。
ノイズ、分身でそいつらお前より頭が良かったらしいな。
ここ数日ノイズ様子おかしかったから気になってたアル。
今何で家出している?皆で探しているぞ。」
ノイズはポツリと話しました。
「僕自体が頭良くならないとどうにもならない…。
お嫁さんの中には今のノイズ様でいてほしいと言われるけど。
それは分身なんだ。
本当の僕じゃない。」
ノイズはぽたりと一粒涙をこぼしました。
オンちゃんは話します。
「オンちゃんも実はあまり頭良くないアル。借金、パチンコだけじゃないアル。
楽して儲かるとか、誰でも副業とかで1000万円は使ってる。
でもノイズのおかげで一億円借金完済できた。
もう詐欺には引っかからないアルよ。
だってノイズ専属精霊で月200万円をシズカから、イツカもスキル補正料月100万円くれる。今はシズカの勧めで投資やってるんだ。
バカでもそれなりに生きられるアル。」
ノイズはため息をつきながら考えた答えを言います。
「シズカさんに頼むよ。
分身の知能も本体に反映させるって。
それしかない。」
ノイズはブラックコーヒーを飲み干してオンちゃんにお礼を言います。
「ありがとう。オンちゃん。
それ話したくないことだったよね。ごめんね。」
はい。説明します。
ノイズの知能が上がっている気がしますね?
そうです。
分身の分裂や統合を繰り返すうちにノイズ本体の知能が上がったのです。
知能が15になりました。
パチパチ。
さて帰って皆に謝ってシズカにノイズは話します。
「シズカさん、ごめんなさい。分身の知能を僕に合わせて出してほしい。
僕が辛くなるんだ。お願いします。」
シズカは微笑んで。
「私こそごめんなさい。ノイズ様の辛さに気づかなくて。魔法は調整できるんでいつでも言ってくださいね。」
かくして分身事件は幕を閉じて怪しまれない分身がノイズの精神的安定と身体的疲労を軽減しました。
そして分身のことはみんなの公然の秘密になりました。
本体が壊れたら自分たちは破滅だと嫁候補たちは知っているからです。
本体の見分けはつかなくなりましたが分身と本体はそれなりに仲良くなりました。
あとちょっぴり頭が良くなったのでイキモまたノイズを観察するのです。
めでたしめでたし。
次回第二十七話に続く。
お楽しみに。
分身でIQ倍になったら自分が置いていかれる問題。
これ、地味に怖くないですか?
能力が上がる=幸せ、とは限らないんですよね。
自己一致って大事。
オンちゃんが思ったよりいい奴で作者もびっくりです。
そしてノイズ、地味に成長しました。知能15。おめでとう。
次回からまた動きます。
第二十七話もお楽しみに。




