第二十一話 前任聖騎士は世界に未練がある!歌で世界を征服したい?後編
読者の皆さま、ようこそ。
今回もソウオンワールドは絶好調。いや、絶好調すぎて予定外の住人が増えました。
「ちょっと待って、部屋数足りてなくない?」
──作者の脳内会議でそんな声が上がったかどうかはともかく、
登場してしまったんだから、仕方ないよね?
というわけで、今回の主役は前任聖騎士カロウ・シシタ。
幽霊なのに、まさかのレッスン持ち案件です。
元ネタは「過労死」ですが、何事も前向きに。
歌って踊れる聖騎士(?)が、次は少女の夢を叶える…?
新キャラ「ソプラ」も登場して、じわじわ広がるノイズ家の人間模様。
いや、幽霊も含まれてるから、人間とは限らないけど!
それでは、カロウの未練とレッスン魂、
どうぞお楽しみください。
前々回からのあらすじ。
ストーキング幽霊前任聖騎士カロウ・シシタ、ノイズの夜の部屋に突撃。
解説するイキモ・ノガスキ。
一緒にいたユーリィはカロウに作戦を吹き込みます。
翌朝にシズカはカロウの作戦に落ちました。
離れが建つ予定。
以上。
さて作者はカロウを家に住まわせる予定はありませんでした。
部屋数が十に設定してるのに住民が十一人になるとは考えていませんでした。
え?九人じゃないかって?
メンバー紹介。
八人の嫁候補。
ノイズ。
ゴマ。
ほらこれで部屋埋まっちゃうでしょ?
だからシズカは離れを建てるんですね。
カロウは歌いまくるから離れがちょうどいいんだけどさ。
そしていつものように来るイキモ・ノガスキ。
「はい読者さんこんにちは。
なんでお前来るねん?と。
いやだなあ。
兄のツクルに橋渡し役で僕来るの当然じゃないですか?
今回は大幅値下げしてくれるんらしいんで兄。
これは僕が解説しないで兄に言わせます。
とりあえずまだノイズ一家に橋渡しのご褒美考えてないんで楽しみですね。
ではこの辺で。
兄さん頼んます。」
ちなみに今回の離れの建築で話し合いでいるメンバーは
ノイズ、シズカ、カロウの三人です。
ユーリィは特に自分がもう関わらなくていいだろうと離脱。
やっと今回の主役登場。
ツクル・ノガスキ。
「いつも弟がお世話になってます。
ノイズさん大丈夫ですか?
弟自分の話すると長いですからね。」
ノイズはこう返事します。
「イキモさん、たまに遊びにきてなんか難しい話してていつも寝ちゃいます。
普段、夜なかなか寝れなくて。
イキモさんには悪いですね…。」
ツクルは堂々と寝てると言うノイズにびっくりしながら弟にピッタリの人材だとも考えます。
「はっはっは。いいですよ。ノイズさん。
あいつの話マジで自己満足自慰なんで。
子守唄代わりに使ってやってください。
さて本題に入ります。
離れ建てるの防音設備を本格化するんで定価は本当は3000万円します。
しかしイキモのよしみで1500万円で値下げします。
さらに私の頼み聞いてもらったら1000万円まで赤字覚悟トントンまで行きます。
頼みを聞いてもらえますか?」
シズカが代表して返事をします。
「どんなお願いですか?」
ツクルは話し始めます。
「実は私には18歳の娘がいます。
ソプラ。
ソプラ・ノガスキ。
実は娘はカロウさんの大ファンで、生前ずっとカロウさんの歌をずっと聴いてました。
亡くなった時は正しくロスになってました。
わんわん泣いてご飯も喉を通らなくて。
ただ親の欲目かソプラには歌の才能がある気がするんです。
歌うのもあの子は好きで。
どうかカロウさんソプラに歌のレッスンをしてもらえないでしょうか?
この通りお願いします。」
カロウは泣きそうです。
「私が死んで泣いてくれるとは…。
いいでしょう。レッスンくらいお任せください。」
シズカが割って入ります。
「ツクルさん3000万円出すので離れのグレードアップお願いできますか?
一軒家くらいに。
さらにレッスンに適したデザインで。
もちろんこれが支払いです。」
相変わらずシズカは現金を丸々渡します。
ツクルは目を輝かせます。
「ありがとうございます。
娘も喜びます。
前払いも助かります。
従業員総出で取り掛かりますね。
2週間お待ちください。」
そうしてギッコンバッタン大掛かりな工事の後に大きな一軒家が建ちました。
中庭は広かったと言うことで。
その間木の精霊のモクモクは樹木に戻って日光浴は我慢しました。
今回はツクルはサービスでピアノをプレゼントしてくれましたとさ。
「いつも助かります。
またご贔屓に。
ではソプラのレッスンは週一回でよろしくお願いします。」
この時はみんなは知らなかった。
カロウは来るもの拒まずでソプラともそういう仲になって
幽霊だからソプラの身体から痕跡が見つからない。
でも責任を取ろうとするからみんなが困惑することを。
仕方ないね。
ソプラの推しが目の前にいるんだからそうなるわね。
カロウは押しに弱かったのでした。
この一軒家がノイズと別でハーレムになっていると疑われると。
イキモはまだご褒美は考え中です。
ワクワクしています。
では次回はノイズかシズカがカロウと絡む予定です。
あくまで予定です。
では次回。
第二十ニ話に続く。
お読みいただき、ありがとうございました。
まさかのカロウ、レッスン開始です。
そしてシズカは安定の現金力で交渉成立。
さらに建つ一軒家。なぜか広い中庭。防音完備。ピアノ付き。
住めば都、では済まされないハーレム混在環境に、
ちょっぴり疑惑の目が向けられつつも、本人たちは至って真剣です(たぶん)。
今回登場したツクルさんは、イキモの兄だけあってちゃんと大人枠。
でも出すお願いがちょっと重い(物理的にも)。
ソプラはこの先どうなるのか…?
なお、作者はこのへんの展開まったく予定していませんでした。
登場人物たちが勝手に走って、作者は追いかけてる状態です。
読者の皆さんも、どうか置いていかれないでください。
では、また次回の更新でお会いしましょう!




