第十九話 前任聖騎士は世界に未練がある!歌で世界を征服したい?前編
皆さんこんにちは、作者の荒高まっぽです。
今回は、新キャラ「カロウ・シシタ」の登場回です。
突然ですが、聖騎士って、ブラック企業だったんですかね?
過労死した挙句に幽霊になって出てくるって、異世界ものの中でもなかなか斜め上をいく展開です。
でもカロウ、なんかちょっと憎めないんですよね。見た目はクセ強だけど。
ついでに今回は、あのイキモが久々に大暴れ(?)します。
新キャラが増えると一瞬混乱しがちですが、基本ノイズが蚊帳の外なので、安心して読んでください。
夜色々やって(察してください)寝ているノイズ。
グースカ寝ている彼を叩き起こす者がいます。
その日横にいたのは屋敷の幽霊ユーリィでした。
言及しないけど順番が…ってことで。
ユーリィはその者正体を見抜きます。
「お前も幽霊か?ノイズに何の用だ?」
幽霊は答えます。
見た目は30代男性。スラっとした高身長。
銀髪にピンクと緑色のメッシュ。
瞳は紺色。
ノイズが正統派美青年なら彼は若干色物です。
でもいい男です。
「あなたには用はありません。
ノイズさんとお話がしたいんです。」
やっと目覚めるノイズ。
そこに現れるイキモ・ノガスキ。
やだな。
この人幽霊まで動物扱いかい?
彼、動物病院の先生はノイズの前世で知っている人にそっくりでした。
北のある共産国の頭領の長男で千葉の施設が大好きで海外で暗殺されちゃう彼。
その先生の見た目はともかく動物への愛情は人一倍でした。
このメンツでイキモが見た目で損してると思っているのは作者と読者様だけです。
気にしないでください。
「はい。深夜に迷惑おはようございます。
解説係のイキモ・ノガスキです。
はいはい。ノイズさんしっかり起きてくださいね。
僕の話でいつも寝てますが今回は本気情報なんでしっかり頭に叩き込んで欲しいです。
では始めます。
彼は前任聖騎士、カロウ・シシタさんです。
死因は過労死です。
そうなんです。
働きすぎで亡くなりました。
幽霊になっている理由は彼は野心があったんですよ。
ソウオンワールドを自分の歌でトリコにすることを目標に頑張りすぎて死にました。
未練を残して幽霊化。
今姿を表してますが数日前からノイズさんにストーキングしてました。
ユーリィさんが気がつかなかったのは彼には音や気配を操るスキルがあるからです。
僕から説明できることはこんな感じです。
伏線としてはまた多分兄がお世話になりますね。
ではこの辺で。
さらば。」
みんな呆然としています。
そうだね。
いきなり解説役来るなんていつまで経っても慣れるものじゃないって。
とりあえず空気を戻します。
カロウが言います。
「あのさっきの変質者が言っていた通りだ。
だいたいあってる。
俺は生きてる間にみんなに俺の歌を聞いて欲しかった。
それなのに…。
ノイズお前何にもしないでお膳立てでヘラヘラ聖騎士やってるんじゃねえ。
ほとんどヒモと変わらない自堕落な生活送っているんじゃねえよ。
ふざけんな。
俺がどれだけ聖騎士に命かけていたか…。
うっうっう。」
カロウは感情が昂って泣き出してしまいました。
そこに空気を読まないユーリィ。
「お前もノイズのスキルで姿見えるんか?
聖騎士じゃなくても歌で世界を征服ならできるかもしれないぞ。
ちょっとした案がある。
とりあえずお前はこの家のスポンサーシズカに媚売って住まわせてもらえ。
まずはそれからだ。
私はユーリィ。
名前を詳しく紹介は略だ。」
カロウは泣き止んでユーリィに聞きます。
「本当ですか?俺の歌をまた誰かに聞いてもらえると?」
二人はノイズそっちのけで作戦会議をしました。
ノイズは蚊帳の外だったので寝ました。
理解しているのは同居人が一人増えることだけでした。
また長くなりそうなんで二人の作戦はまた次回に続く。
第二十話へ。
お読みいただきありがとうございました!
さて、カロウ登場回いかがでしたか?
幽霊キャラ=未練タラタラ=歌で世界征服したい、という三段論法は荒高まっぽ節が効いてます。
それを冷静に見てるユーリィと寝ちゃうノイズの温度差が本作の真骨頂かもしれません。
カロウは今後も登場予定なので、推せる方はぜひ「#ノイズなろう幽霊部門」で応援してください。
(そんなタグはありません)
それでは次回、彼の“歌”が誰かの心に届くか…ご期待ください!




