第十一話 ゴマ覚醒!!ノイズヒモ生活の危機 前編
子猫たちが大きくなってきたので、今回は避妊・去勢の話をベースにした展開になります。
が、ノイズなろうがそんな真面目なだけで済むわけがありません。
まさかのゴマ覚醒。猫じゃなくなりました。
登場人物と種族の境目がさらに曖昧になっていきますが、
どうかその辺は笑って受け入れてください。
今回も若干の闇と狂気とギャグが混ざってます。
零たち子猫が来て半年くらい経ちました。
子猫が大人になる前に受ける処置があります。
避妊、去勢手術。
それしないと猫屋敷になっちゃうからね。
仕方ないね。
と言うわけでかかりつけの獣医さんに話をしに行くのと健康診断で
猫たちをキャリーバッグに入れようとしたその時ーー
ゴマが光を放ち亜人化しました。
なんと言うことでしょう。
ノイズ一家もびっくり。
ゴマは零と同じ15歳くらいになりました。
とりあえずノイズの服は大きいのでイツカのパジャマ代わりのスエットを着せました。
王族意外と俗な服着てるじゃん?
とりあえず予定通り
亜人化したゴマときなこ、ミケコを連れて
ノイズ、イツカ、シズカで車で動物病院に行きました。
零も心配だからと着いて行くことに。
動物病院の先生はノイズの前世で知っている人にそっくりでした。
北のある共産国の頭領の長男で千葉の施設が大好きで海外で暗殺されちゃう彼。
その先生の見た目はともかく
動物への愛情は人一倍でした。
ゴマを見て詫びました。
「私の説明不足でした。申し訳ない。
実は亜人から生まれた猫が発情期前に亜人化するケースが稀にあります。
ゴマ君はそうだったのでしょう。
実は亜人は人権がありまして
人間の判断で勝手に避妊去勢はできません。
ところでうちは亜人孤児院を経営しています。
理由が亜人化した犬や猫を飼えないと言うお客様から引き取るんです。
できるだけ自立を促していますが
どうしても中には出産してしまう個体もいまして。
動物病院が潤っているので成り立ってます。
ただ子供が犬や猫のままの場合はロシアン譲渡会と言って
亜人になっても育てる条件で引き取ってもらっています。
中には息子の嫁が欲しいと敢えて譲渡会に来る親子とか…。
ちょっと闇深い案件になりましたがそんな感じです。
きなこちゃんとミケコちゃんは覚醒してないので避妊手術しましょう。
ゴマ君の処遇はどうしますか?
同居されますか?」
ノイズは聞きます。
「ゴマ。家に居たいよね?一緒に住もう。亜人になってもゴマだから。
…ああでも猫を枕ができないのか…。」
やっぱりサイコパスノイズ。
ゴマは初めて言葉を口にします。
「ノイズ兄さん
家に男二人は序列崩すんじゃないかな?
僕は孤児院行ってもいいから、
零、きなこ、ミケコを面倒見て欲しい。」
ノイズは必死です。
「そんなこと言わないで。うちにいてゴマ。お願いだから。」
先生が口を挟みます。
「では決まりましたね。
ゴマ君は家に住まわせると。
ここの書類に零ちゃんの分もサインお願いします。
亜人と同居は免許制でしてね。
責任持って一緒に暮らしてください。」
きなことミケコは避妊手術のため病院にお泊まり。
帰宅後ゴマは豹変します。
「ノイズ兄さん。いやノイズ。
俺とオスとしてこの家に相応しいのはどちらか決めようぜ。
零は渡さない。」
皆ゴマの豹変にびっくり。
長くなるから前後半で分けるね。
第十二話に続く。
初登場のときから「この子、そのうち喋るな」と思っていたゴマが、
ついにやらかしました。
人になったと思ったら、オスの戦いを挑んできて読者も作者もポカーン。
ちなみに避妊手術と亜人化の件は、全部ノイズなろう設定です。
実際の動物医療とは一切関係ありません!
安心して楽しんでください。
次回、「ゴマ vs ノイズ」……勃発です。




