第十話 家庭内戦争勃発!?解釈は多様性…ただしノイズは含まれません
イツカとシズカ、仲良し百合コンビがまさかの冷戦!?
きっかけはたった一つのドラマだった──
家族を巻き込んだ「家庭内ロマンス戦争」の行方は!?
今話も、ノイズはいい味出してる(かもしれない)よ。
最近家の空気がおかしい。
発生源はイツカとシズカ。
なんか二人、口をきかなくなっちゃった。
最初は仲良くドラマ見ていたんだ。
ところがドラマが終わったらいつの間にか争いに。
イツカとシズカが争っているのは、
とある「ドラマ的ロマンス詐欺」を題材にした物語の解釈が分かれているからである。
イツカは「結末が可哀想すぎる」と擁護派。
シズカは「因果応報は当然」と冷静派。
なお、これはあくまで作者の創作経験から着想を得たフィクションである。
詳細については、ここでは語らない。
物語の外側は、想像に任せよう。
さてやや話が逸れたがイツカとシズカは
自分陣営の味方増やすためにドラマを他の家族にも観せ出したんだ。
それには二人共闘してるのが皮肉だが。
流石に零には大人の現実は厳しいから「親子で一緒」観せて誤魔化しました。
嫁さんズはやや呆れながらも個人個人の意見を言う。
ユーリィはイツカ派。
「悲しいのは現実だけでたくさんだろ?
悪人だとしても幸せになっていいんじゃないか?」
モクモクはシズカ派。
「これは詐欺啓発ドラマです。
詐欺師が幸せになったら示しがつかないじゃないですか?」
2対2。
はい。
ここで家の主ノイズさん登場です。
これで対決が終わるかと思ったら…。
「僕もロマンス詐欺に遭いかけたんだ。
最近はすごいよね。スマホでお金ちょうだいは全部詐欺だと思った方がいいね。」
ダメです。
こいつにまともな感想求めてはいけなかった。
さすが知能10は伊達じゃないよ。
なんで嫁たちこいつのこといいんやろな?
数日冷戦にノイズが参りました。
「ねえ、僕ドラマのことよくわからないけど
解釈が多様にできるっていいドラマなんじゃない?
仲良くしようよ。僕悲しいよ。」
みんなハッとしました。
そうですね。
ほんとにつまらないドラマなら
意見が分かれるなんてこともないわけで。
ノイズが泣き落とししたらみんな和解しました。
実はミニマム精霊作者が
誰も見てないところでノイズにカンペ渡して演技しろと指令を出したのは内緒。
とにかく家の空気を良くするのに
ノイズがこんな気の利いたセリフ自発的に言えませんからね。
作者も調整に大変である。
こうして家庭内戦争は和解して終わりました。
またイツカとシズカはラブラブです。
忘れがち設定だけど二人百合だからね。
また一緒に観るドラマ探すんだって。
ノイズとは観ません。
ノイズ解像度浅いから一緒に観るとしらけるので
ドラマ視聴班からは仲間はずれです。
ノイズは零と親子で一緒を視聴するのでした。
ノイズは童謡にやたらと詳しくなって
猫と遊んでいる時に口ずさんで気持ち悪がられるのでした。
騒音スキルプラスで歌うと音痴に聞こえるようです。
「ノイちゃんはね
ノイズって言うんだ
本当はね
だけどでっかいから
自分をノイズと呼ばれてるって知らないんだ
おかしいね、ノイちゃん」
やばいよ。
君の歌自分がバカにされた歌って気が付かないで歌っているし。
悲しみ。
ではまた次回。
第十一話に続く。
まさかのカンペ作戦。
ノイズにしては気の利いたセリフ言ったな〜って思った?
残念、演出でした。
本人は童謡歌って猫に引かれてるだけの人です。
イツカとシズカが仲直りしてよかったけど、
ノイズは結局、ドラマ班から外されてて笑う。
ではまた、次回のドタバタ家族劇場でお会いしましょう!




