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激戦
ごめんなさい。
センデンの言葉がこの世界から完全に消えた。
それと時を同じくして現れた者がいる。
「どうしたんですか?なんかあったんですか?」
異様な雰囲気を感じたのか、マルチイをチラ見する。
何とも言えない彼の表情を元に彼なりの結論が導き出された。
「ごめんさい、だれ?」
突然の登場に悪気がなく放たれた言葉が、彼の心を抉る。
クリティカルで心を削られたフィッチが
「お前らこそだれだよ?」
と発言してしまう。
これに反応したケイルトが動く。
風を纏ってフィッチへと襲いかかった。
「!」
フィッチの表情が警戒から消え、微かな笑みさえも脇きあがる。
「あ、っそう。ふーん」
侮蔑を含んだ眼差しはい一味を格下に見ているようだった。
「ふふっ、倉庫番…」
思わずこぼれる言葉があらあたな激情を誘う。




