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Appendix  作者: G-Ⅲ
38/59

戦慄、真の姿

「お望みとあらば!」

 気合混じりの言葉と共に、その場を去ろうとするブリックにセンデンが

「こら!コラ!」

 どこに行くんだよ、と後半少し強めの語気で言い放つが、それを予想していたようにマルチイが

「どこ?愚問ですな。当然、変身(おいろなおし)でございます。少し時間がかかりますので、ご来場の方々は、しばしご歓談願います」

 有無を言わせず、というかなんというか…。

 トレイタは学習した。それは過去の戦闘でのはなしで、防衛線がメインだった彼はこの時、自分の常識が崩れたのを感じた。

 敵地(アウェイ)とはこういう事か?

 攻める、とはこんなにも難易度が高いのか?

 とりあえず、歓談という事なので率直な疑問を一味に打ち明けてみた。


「お待たせいたしました!」

 センデンの言葉が響き渡る。どうやら変身が終わったらしい。

 だが、一味の興味は既に吸血鬼から離れ、早く帰って仲間たちの意見を聞こう。という流れになっていた。

 そんななか、派手な演出と共に新世代吸血鬼が見慣れた姿で現れる。

 …。

「みなさんっ!城主、新世代吸血鬼!ブリックの登場です!拍手でお出迎え下さい!」

 声の限りに叫ぶセンデンが多少哀れに思えたのか、一味のっ数人が無表情でまばらな拍手を送る。

「真の姿、ってそれじゃ変わってないんじゃないの?」

 合間に野次を飛ばしたセンデンが続けて口を開こうとしたのだが

「仕事とプライベートは、分けるタイプなんです」

 こいつ…。

 ビジネス吸血鬼か?

 一味は顔を見合わせてそう考えていた。

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