表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Appendix  作者: G-Ⅲ
35/59

驚愕した真実

「主はただいま留守にしております」

 門番の話では、どうやら魔王達の城を襲撃する、と言って出ていった日から戻っていないのだという。

「いったいどこに行ってしまわれたのか、我々も心配して捜索願を出そうとしていた所です」

 不安げな彼らに婆やが

「その原因はどうやらこれにありそうね」

 と言って見せたのは、魔王城潜入の時に吸血鬼が落としていったマントとそのポケットに忍ばされていた湖面の解除紋様の書き順メモだ。

「これは!」

 動揺が広がる門番たちの一人が婆やからマントを受け取って城の中へと入っていく。

 少し気まずい空気の中、程なくして門番が一人の男と戻ってきた。

「これはようこそおいで下さいました。魔王トレイタとその一味の方々。わたくしはこの城で風評コンサルタントをしているマルチイと言う者です」

 そう言うと、主の不在を詫びてかわりに要件を聞くと言い出した。

 しかし一味は、ここまで来たのだから直接会って話をしないと収まらないという。それでマルチイに心当たりがないかを尋ねると答えは

「もしかしたら?」

 だった。

 彼の言葉には続きがあり、よろしければご一緒に、と言う言葉に導かれるまま城の中へ、そこで一味が通されたのは豪華な部屋だ。

 どうやらそこは普段、吸血鬼が使っているらしい。

 あまりの豪華さに、トレイタの口から思わず出た

「薄暗い地下の棺桶で生活しているのかと思った」

 にマルチイが

「昔の時代です。下積みの頃は先輩の城で下宿している吸血鬼もいたようですが、そんな時期には人間に命を狙われて命を落とすものも多く、最近の流行ではありません」

 まあ、こんな御大層な城に住んでいるのにわざわざ薄暗い地下を寝室にしなくても良いよな。

 などと思いを巡らせている間に、いつの間にかマルチイの姿が消えている。

 いや、消えたいるのは半分だけで、腰から下は姿見から見えていた。

 これは!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ