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Appendix  作者: G-Ⅲ
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新たな門出に潜むもの

 王城を後にした婆や達が勇者の配慮によって与えられた住居に着いた時には、既にちょっとした騒動になっていた。

「だ~か~らっ!何度も言ってんじゃない!ここはペット禁止だって!」

 声を荒げていたのは、どうやらこの長屋に元から住んでいた住人らしい。そしてその標的は?

 袂を分かって以来の旧友たちだ。

「でもね、いぬですよ?」

 よくわからないが、なんとなく原因はが見えてくる。どうやらここはペット禁止だと言いたいらしい。

 たかが犬くらいで大袈裟な反応をする住人たちにトレイタが声をかける。

「そのぐらい良いじゃないですか、うちの()、かわいいですよ。ほら、子供たちだって喜んでるじゃないですか」

 と言う彼の目の前ではケルベにもふもふと戯れる子供たちの姿があった。

 それでも。

「ダメなものはダメ!」

 と、先住民たちが譲らない。その理由は?

 彼らにだって家族同然のペットがいたからだ。その種族は多種多様で、スライムからゾンビ、竜に死霊まで倉庫番ならではのこだわりのある家族(ペット)だった。

 彼らの言い分は、自分達だって我慢している。

 というもので、それを言われてしまうとトレイタは反論することが出来なかった。そして

 結局、ケルベは里子に出すことで話が着いたのだが、ペットを失ったトレイタの心はしばらくの間ケルベ(ペット)、ロスに陥り、げんきがなかったという。

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