表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Appendix  作者: G-Ⅲ
17/59

来るべき時

 城下町、魔王から世界を救った勇者が治める国の片隅にちょっとした騒動があったようだ。

 魔王討伐という催事(イベント)にあぶれた、いわば倉庫番的な者たちが暮らしている。そんな場所に前触れもなく大量の荷物が搬入されてきた。

 初めて荷物が持ち込まれた頃、住人たちは

「新しい倉庫番が増えたんだろう」

 という程度にしか感じていなかった。しかし、時を開けず二軒目、三軒目と搬入される荷物に住人たちが色めき立つ。こんな頻度で荷物が運び込まれたのは今までなかったからだ。

 いったい何が起こっているのか?

 住人たちの興味は新しい入居者へと注がれていく。とはいえ、新しい住人によって、この地域の安全が脅かされるかもしれない…。

 といった心配は誰もしていなかった。

 なぜって?

 ここの住人は状況(せってい)によっては無双ともいえる猛者ばかりだから。


「ご用意しています」

 ある意味、苦楽を共にしたと言える魔王達の願い。ひと時の安らぎを求めて勇者を頼る気持ちに応えた勇者の優秀な部下の発言だ。

 ご用意された場所。後に魔王通り、と呼ばれる場所に婆や達が着いた時、他の魔王達は既にその場所になじんでいた。

 こうして彼らに新生活は幕を開ける。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ