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Appendix  作者: G-Ⅲ
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固い絆、永遠の記憶

 扉のきしむ音、開きかけた扉が一瞬止まったように見えたのはその音のせいだろうか?

 それとも入室を躊躇う者の意識の表れなのか?


 魔王が来てます。

 勇者の元に報告があったのは数時間前の事だ。まさか本当に来るとは…。

 これが勇者の正直な感想だった。だってそうでしょ?敵同士だよ?

 確かにここ最近、いや、近年では魔王城を攻略する者たちが減っているという話は聞いていた。全盛期を知る自分としても、ほんのり寂しさを感じていたものだ。

 しかし時代は変わったんだ。今はパークと呼ばれる中級からザコを集団で討伐し(ぼこっ)て盛り上がる|絆会(サークル)と言うのが主流らしい。オールラウンダーからスペシャリストへ、役割分担して成果を出すのが流行っているらしい。

 そのためだろうか、能力があっても会から外されたりするのも少なくはないらしい。まあ、そういった者たちは辺境に行ったり別の会に所属して頭角を現す。といったことも珍しくは無いようだ。

 話がそれてしまったが、一時期常連だったとはいえ、魔王がいまさら何の用でやって来たのだろう?

 迷惑なんだが?


 開ききった扉の先にいたのは魔王と、婆や、か。

 少し安心したものの、油断はできない勇者の表情は少し曇っている。

 そんな事とはつゆ知らず。魔王はようやく表れた勇者に満面の笑みで

「やあー、久しぶり、ごめんね無理言って」

 と言った感じで話しかけるのだが、勇者にしてみれば何の話だかよくわからない。

 勇者の表情に違和感を感じた婆やの表情が曇る。

 そこに。

 従者が恭しく差し出した

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