てきとー訳 金剛頂瑜伽念珠経 ~ 数珠のあれこれw
シリーズ22つめは、さらに枝葉的な(?)お経のてきとー訳です。以前に、数珠について会話してた過程で参考のために読んだのですが、せっかく翻訳して勿体なかったので(w)、テキストを発掘したこの機会に推敲して公開してみます。(はっきり言って、読んでもあんまし意味ないのでは、とは思いますw)
不空三蔵 漢訳
阿僧祇 戯訳
金剛頂瑜伽念珠経 於十万広頌中略出
爾時毘盧遮那世尊告金剛手言善哉善哉爲諸修眞言行菩薩者説諸儀軌則…
そのときビルシャナ世尊(大日如来)は金剛手(金剛薩垂)に言った。
毘「OKOK、いろんな真言を修行する菩薩のために、いろんな儀軌(修行方法)の決まりを説明しなさい。
毘「未来の有情たちをあわれんで、念珠の功徳と勝れた利を説明しなさい。
毘「その微妙な意味を聞けば、ソッコーで境地を成し遂げるからね。」
ときに金剛薩垂菩薩(金剛手)はブッダ(大日如来)に言った
金「世尊の言われるとおりに私はします。」
そして金剛薩垂菩薩は偈でこう言った。
金「
♪珠は菩薩の勝果を表し 中間に煩悩の流出を断つ
紐は観音の母珠を串のように貫き 無量寿を表す
いきすぎた越法の罪の怒りも皆 ただ念珠で功徳を積み
♪■渠念珠は一倍福 木■念珠は二倍福
鉄の念珠は三倍福 塾銅で珠を作れば四倍福
水晶・真珠やいろんな宝石の念珠は百倍福
帝釈子(種?)なら千倍福 金剛子の珠は倶胝(億)の福
♪蓮子の念珠は千億福 菩提子だったら無数福
仏部の念誦は菩提子 金剛部の法は金剛子
宝部の念誦は宝石を以て 蓮華部の珠には蓮子を用いる
羯磨部の中では多種を混ぜ貫いて念珠とする
♪念珠に四種 上品が最も勝いけど中・下もある
1080まで数えられる作りの108珠が最も勝い
54珠を中として 27珠が下の類
両手に珠を持ち心に当て 気持ちを静かに雑念を離れ心集中
本尊と瑜伽(ヨガ/瞑想)の心を一つにすれば 理も事も法も成就する
(筆者注:現代では、7の倍数を数えやすい作りにした33珠が、略式の数珠として普及しています)
♪頭頂の髷にかけるか身にかけるか首にかけるか腕にかけるかして
理論で説明されたように念誦に成すと この念珠が三業を浄める
頭頂にかけたら無間を浄め 首にかけたら四重(の罪?)を浄め
手に持ったり腕にかけたりすれば衆罪を除き その人をソッコー浄化する
♪もし真言陀羅尼を修するなら 如来たちや菩薩たちの名を念じ
無量の勝れた功徳を獲得して 求める願いはみな成就するっ」
念珠を加持する方法は、蘇悉地経で説明したようにやる。
その瑜伽経でその効能理趣を説いたけど、全部わかるように(言葉で簡単に)は説明できませぬ…
金剛頂瑜伽念珠経、おしまい。
何か長いお経からの抜粋なのでしょうか? それとも偽経?
よくわかりませんけど、翻訳してみてとりあえず参考にはなりました、、、(^^;A