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愛されたかっただけなのに
誰よりも愛されたかった。
飢えに飢えて吐きそう。
だからもう私の選択肢はこれしか残されてないの。
「今から死ぬから!!
死にたい…助けて…」
寒いなぁ…
ほんとは死にたくなんかないのにこんなとこに
来るんじゃなかった。
でもどうしてもこれしか苦しいから抜け出す方法を
知らないからしょうがない。
それが大事な人を傷つけることくらいわかっているのに。
「華凪!!!!!」
息を切らしながら、落ち着こうとして焦っている
表情にまた安心してしまう自分が一番嫌いだ。
…ありがとう来てくれて。