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漫才 演劇部

作者: 絲璃 露悕

漫才初めて書きましたぁ!

(学ランを着た男二人が出てくる)


ボケ「なぁなぁ、いきなりだけど、オレ高校では演劇部に入りたいんだよね」


ツッコミ「本当にいきなりだな。お前演技上手いの?」


ボケ「いや全く」


ツッコミ「なんで演劇部に入ろうと思ったのか、から聞きたくなってきたんだけど」


ボケ「まずオレが演劇部に入ろうと思ったきっかけは小学生の頃にあります」


ツッコミ「別に話して欲しい訳ではない。入社試験みたいなのやめろ。そしてなぜ中学で演劇部に入らなかった」


ボケ「中学で演劇やる…?」


ツッコミ「中学で演劇やってた奴らに謝れ!」


ボケ「いやだ」


ツッコミ「なぜ」


(高校で二人共演劇部に入る)


ボケ・ツッコミ「よろしくお願いします」


部長「はいよろしく」


ツッコミ「ところで、なんで部長しかいないんですか?」


部長「演劇をやりたい人がいなかった」


ツッコミ「三人ほどいてほしかったですね。ではここは部活ではなく愛好会みたいな感じなんですか?」


部長「いや?演劇部はなくてはならない部活だからっていう理由で愛好会ではなく部活っていう事になってるよ」


ツッコミ「この学校どうかしてますね」


ボケ「早く劇をやりましょうよ」


ツッコミ「お前いきなり会話に入ってくんな」


部長「じゃあやろう」


ツッコミ「いいんかい」


部長「やるのは『ロミィとジュリエッタ』だ」


ツッコミ「『ロミオとジュリエット』ですね。話の名前すらよく分かってないのに劇の内容大丈夫なのかな」


ボケ「よしやろう!

『あぁジュリエット、お前はどうしてブスなんだ!』」


ツッコミ「ちげぇよ。ジュリエットに謝れ。そしてなんで途中からなんだよ」


部長「ホントは

『あぁジュリエット、あなたはどうしてジュリエットなんですかね。とてもムカつきますね』

だよ」


ツッコミ「部長も違いますね本当は

『あぁロミオ、あなたはどうしてロミオなの?』

ですね」


ボケ・部長「あ、そっちか!」


ツッコミ「それ以外にどうして『ブス』とかをネチネチ言われなきゃいけないんですかね」


ボケ・部長「ほんとの事だから」


ツッコミ「ジュリエットは美人ですけど」


部長「よし、次は『青ずきん君』をやるぞ」


ツッコミ「『ずきん』しか合ってないってどいう事。本当は『赤ずきんちゃん』ですね」


ボケ・部長「それか!」


ツッコミ「『青ずきん君』の他に何かあったんですか」


ボケ・部長「『黄色ずきんさん』」


ツッコミ「なるほど」


部長「じゃあ次は『アベレボデボンボ』をやろう」


ツッコミ「なんだそれは。そして『赤ずきんちゃん』はやらないんですね」


ボケ「え、『アベレボデボンボ』知らないの⁉︎」


ツッコミ「知らねぇよ」


ボケ「じゃあ話すね。あるところにオオカミがいました。クマに喰われて死にました。お終い」


ツッコミ「みじかっ!そしてくだらなっ!」


部長「じゃあ次は『告白シーン』の練習しようか」


ツッコミ「いきなりまともなのださないでほしい。調子が狂いまくってしまう」


部長「じゃあ君が女の子で君が男の子ね。男の子が告白して」


ツッコミ「逆っぽいけど告白する方じゃなくてよかった」


ボケ「『キミノコトガスキナンダ。オツキアイヲゼンテイニケッコンシテクレナイカ?』」


ツッコミ「うわとてつもないほどに棒読みだな。読んでないけど。そして『結婚を前提に付き合う』だろ」


部長「ほら、ちゃんと返事して!(小声)」


ツッコミ「『よ、よろしくお願いします…?』」


部長「ハイ、カットー。俺が見本を見せよう。君は引き続き女の子役よろしく。

『君ノ事ガ、ズットズット好キデシタ!付キ合ッテクダサイ!』」


ツッコミ「驚くほどに部長も棒読みだった。

『よろしくお願いします』」


ボケ「部長…!すげぇ…!」


ツッコミ「別に何も凄く無いと思うけど」


ボケ「じゃあお前オレに告白してみろ!」


ツッコミ「『君の事が好きです…!付き合ってもらえますか…?』

こんな感じだろ。普通」


ボケ・部長「……下手クソ」


ツッコミ「なんでだよ!お前らの方が下手クソだわボケェ!」


部長「君ってば分かってないなぁぁぁ!!!!」


ツッコミ「うるさいです。声の大きさ考えて下さい」


部長「じゃあ、次は」


ツッコミ「無視ですか」


部長「漫画を描こう」


ツッコミ「ついに演劇部でも無くなった」

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