〔57〕教えてくれる人
おは。
少々、ふと見かけて思うことがありましてね、て話。
明らかに規約違反だろうな、と思うユーザを見かけて、注意するかしないか。私は関わったこともないのでメンドー臭さに放置する。立ち去る。そして覚えていたらその後どうなったんだろうと面白半分に見に行く。覚えてなかったら、まあ、知らん。こんな人間もどうかと思うんだけれど、周りのユーザも見て思うのである。
知っているのかいないのか、知ってて囃し立てているのか知らずに盛り上がっているのか。気にもならないのか、そもそも気にもしていないのか。不思議な関係がある。いや、ネットに限らずだろうけれども。
そして、この人、ぼっち経験がないのだろうなと羨ましくも思う。
私には、マイぼっちの鉄則が一応ある。何かあったときに教えてくれる人というのはいないので自分で気付かなければいけない。気付いてわかった時点でどうするか自分で決めなければいけない。わかっていてやった後は自分でケツを拭かなければいけない。こんなことである。ぼっちは卑屈な精神にのまれてもみくちゃにされてしまうけど、ぼっちはぼっちなので耐えるしかない。
けれど、そういうものでもないのに、誰にも疑問も抱かれず、声もかけてもらえず、もしかしたら気にもかけてもらえていないと思えてしまうようなその姿を目にすると何だろうか、何故だろうか、指さして「こいつ不憫w」なんて笑えないのである。可哀想っていう同情もないが……
こんなもんなんだろうなって。
そうして眺めている自分に、性格が悪いとかよりももっと最低なんだろうなって。こういうときは、創作して心を宥めるのである。逃げているだけだが、創作は優しいのだ。残念なことに。




