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アバロンシェル碑の行方  作者: こさじ
41/68

〔40〕これぞ意識高い系か……名前の話



 ちわ。

 前回の「(たとえ)らくがき」についてと、これまた新着、ランキングで見たものから、ふと思ったことであります。『似たような作品ばっかり』についてのお話です。


 似たような作品が溢れているってエッセージャンル等で随分前から愚痴られてますけれども、「それってまさか名前を書いときゃいいと思ってんじゃないの?」なんて。

 イラストをたとえにしますが、まあ、描いたものにサインする――そういう方がほとんどだろうと思いますし、「サインはしといた方がいい」て言われている方も見かけたことはありますが、デカデカとど真ん中に「SAMPLE」風な文字や全体的にSAMPLE等の文字がかけられていない限り、サインしましょうなんて意味はないと思うのであります。

 デジタルで絵を描き始めてからですが、簡単にサインなんてどうにでも出来るんだってことがわかりました。ええ、本当。そんなこと自分のプライドが許さないのでやりはしないし、自分の絵柄が好きなのでアホかと思うこと……でも、そういうことに気がついた瞬間に


 名前に荷を負わせ過ぎじゃないのか?


 と、思うようになった。名前を書いておかなきゃ自分の作品だと言えんのか?なんてね。怒られちゃう発言かもしれないが、色々事情がおありなんだろうと理解もしてますが、サインするなら背景が複雑なところにしといた方がいい。うん。凝るんだったら、キャラが身につけたアクセサリーに刻むとかさ。アクセサリーのブランド名――「自分」みたいな。


 名前に荷を負わせ過ぎてってことは、名前さえ書いておけば自分のですって言えるという考えに行き着くんじゃないだろか?

 私がこれを描きました、書きました……似ていると言われようが同じだろうと言われようが、どこかで見たことあるような〜と思われようが、「私の名前書いてありますでしょ目腐ってんですか、見えないんですか」とね。


 だから、無意識かもしれないけど、似ているものが多いんじゃないだろうか。きっと、上手く説明出来ていないんでしょうが(汗)

 誰が書いた――ってことに独創性を任せて押し付けているのではと、ふと思ったわけであります。なろうで投稿するとき、作者名をリンクさせたりさせなかったり出来るじゃないですか。リンクされていないとユーザページに辿り着けなくてどうのこうのとありますが、あんまり関係ないと思うんですよね。

 

 書籍化作家だとか、ランカーだとか、読者はどれぐらい名前を参考に作品を読んでいるだろうかと思ったりするんですが、たとえ書籍化、ランカーだろうがユーザページに並んだ作品がほとんど連載中なら「この作者さんは読んでも途中で終わってしまうからどれを読んでも時間の無駄」て思われる。遡っても遡っても連載中って読者にしたらキツイ。違う人の作品探そ、て思う。(私の個人的な意見です)



 話が逸れましたが、「私の名前にどれだけの価値があるのか?」と考えたとき、価値が出るほど私の作品は私を示しているんだろうかに行き着くのであります。

 なろうで読者として居て、作者名が黒字だけど面白いと思った人、いつも気になっちゃう人を引き当てることがありますし、そういうとき名前じゃないんだなって思うのであります。

 名乗ることは、まあ、自分自身を表す大事な一歩かもしれませんが、印象にも残らない内容だったら結局いつも「はじめまして」でしかないんだろう……むなしいね。


 私って「私」を何でアピールしているのか――



 以上です。

 新着で新しく面白いと思う作品を見つけられなかったとき、ブクマした自分の本棚へ戻り、そのときはじめてユーザ名が役に立つ。「この人なら間違いない!」は、やっぱり「この人は好みの作品を書く人・この人が好んで読むものはきっと大丈夫!」へ繋がっている。

 それが検索手段の一つで、ユーザ名の力だと思うのであります。


※追記※

 わたくしが――の意見ですが、人の名前が脳裏に焼き付くときは、悪い印象のときが多い。勿論、良い印象でも覚えることはあるけれど覚えようとして覚える感じ。悪い印象で記憶に残るのは、それだけその人が自分自身にとってモヤっとしたかどうかの数が半端なく、そして一瞬で爆発するぐらいに負の感情が凄かったか。


「あーまたこの人か」


 これを思う。☆までつけたり、ブクマしたり、良い印象の場合は何故か作者さんの名前を覚えちゃいないのである。そして、いずれまた出会い、マイページを覗き、


「あーこの作品書いてた人か〜やっぱり良いの書くわ」


 と感動し、作品を漁る。

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