〔20〕自家発電所ヘようこそ
ふと……自分が読者で自分の作品を読むか?と考えたら、「読まん」と答えが出た。笑っちゃう。
読者の自分が求めているものは何だろうかと考えたら、「その日の気分で読むだけだ」。
それで、自分の作品の文章を読む日が来るのはいつだろか〜なんて考えたら、「文章は読まんが絵なら見る」だった。
だから、私は大変だなと正直思いつつも、イラストメイキングのエッセーを今日も書いている。ただただ、自分という読者を満足させたいからである。文字を追わんでもメイキングの絵なら追うから。何かの創作物が出来上がっていくのを見るのが大好きだから。
どんどんと物語が一話一話繋がっていくのも面白いと思ったときもあったが、繋がらない苦痛に耐えられなかった。
誰かから誹謗中傷されたわけでもない。
押し付けがましいアドバイスを貰ったわけでもない。
私が無理だと思っただけの話である――
が、創作されていくのが好きだ。たとえ途中やめてしまったものであっても「好きだというなら好き」なので大事に保存しておく。輝きは別に消えるもんじゃないから、と思うのだ。
そして、今日も自分という読者を喜ばせるために投稿する。勿論、今やっていることは人様の大事なキャラクターなので、宛先はその方へ向けても発信しております。
また、ブクマをしている方にも。
誰が何をブクマし、外すことはどうでもいい。どんな評価をつけようがつけなかろうがどうでもいい。好きに手に取って、好きに読んで、好きにしたらいいと思う。感想だってね、思ったことを書けばいいし――けども、作者も思ったことを書くから……いや鏡返しにしますから〜とだけは言いますが。
読者の私は、作者の私の言葉を面白いとは思っていない。時々、「何を言ってんだ?」とわからなくなる。どうしようもない…
でも、作者の私は物語とはいかないが書くのは好きで、描くのも好きで、読者の私はそんな私の頑張りを見て更新されるのを楽しみに待っている。
そうして、二人して訪れた人に思うのである。
「いらっしゃい」




