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お茶会は決起集会になるようですわ・4

1/11で更新が止まっていた事に気づきました。すみませんでした。今回は短いです。前ページに組み込めば良かった、と思う程の短さです。

 「そんな頭が有ったらそもそも婚約破棄だなんて言わないと思いますわ」


 クリスティー様がハッキリ仰います。そんな頭……。そうですわね。バカな王子ですもの、重大さに気付いておりませんですわよね……。それにしても、ディバード殿下、自分のお相手がご自分には勿体ない程の淑女ですのに、そのお方に婚約破棄を突きつける、だなんて。何を考えて……いえ、考えていらっしゃらないのでしたわ。


 それにしても。第三とはいえ、王子が言い出したなら、それは右に倣えになっても仕方ないかもしれませんわねぇ。脳みそが足りないご子息達が。という事は、我がバントレー伯爵家とドゥール侯爵家は、親同士が理解しているから良いとして、例えばソフィー様のブレング伯爵家とリザット様のバーキー侯爵家は、親同士は認めていないのでは無いのでしょうか?


 「我がバントレー伯爵家は、親同士が理解していますから、確定ですが、もしやソフィー様のお家は、納得していらっしゃらないのでは?」


 ふと出た疑問を口にすれば、それはそれは美しい微笑みで、ソフィー様が宣った。


 「いいえ。お父様にはもう話して有りまして、バーキー侯爵家にも話は通して有りますわ」


 オオゥ。さすがソフィー様。お早い。


 「我がヴィルルク侯爵家当主である父にも、私は話しましてよ」


 クリスティー様も素敵な笑顔で仰いました。


 「無論、私、レミーナ・ドワイもドワイ侯爵である父に話しておりますわ」


 お3方のご両親は、激怒だそうです。その婚約破棄を受け入れて、お相手の家に抗議しまくっている最中だそうですわぁ。ああやはり。それはそうですわよねー。ウチもお父様、それなりにお怒りでしたもの。


 「うふふ。そこで考えましたの!」


 ソフィー様が晴れ晴れとした笑顔で、本日のお茶会目的を教えて下さいました。


 「痛い目に遭ってもらい、自分達がどれほど愚かな言動をしたのか、思い知らせませんこと?」


 私、ソフィー様の事は大好きですし、淑女として見習うべき事が沢山有りますけれども。それでも、こんな発言をするソフィー様がちょっぴり怖いですわぁ。それもソフィー様の魅力とはいえ。でもそう思ったのは私だけのようでして。


 クリスティー様もレミーナ様も目を輝かせてソフィー様の提案に耳を傾けられました……。

短くてすみません。

次話から章が変わります。


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