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ざまぁも流行させましょう・1

またもや更新をすっかり忘れてました。すみません。こちらで新作を書いていて、そちらにかかりきりだったので忘れてました。神への願いは復讐〜も更新しました。

 さて。そんなこんなのお茶会から5日が経ち。我がバントレー家にあの方がいらっしゃいました。


 「ルイーザ」


 ……そう、ドゥール侯爵子息であるエミリオ様である。この人、私と婚約を破棄した事を忘れていらっしゃるのかしら。完全に呼び捨てをされましてよ?


 もちろん、返事は致しませんわ。


 婚約を破棄したという事は、例え幼なじみであろうとも、親しき仲にも礼儀あり、ですわ。


 「おい、返事くらいしろ」


 エミリオ様が訝しげに首を捻る。別にエミリオ様は俺様でも高飛車でも無いけれど、自分は婚約者だからこういう喋り方をしても許される、と思っていらしたのよね。……婚約者なら、ですが。


 私は返事をしない。執事であるエドがわざとらしく咳払いをしている。婚約者とはいえ未成年同士が2人きりなんて有り得ないのに、もう婚約破棄をした者同士が2人きりというわけは有りません。例え我がバントレー家だとしても、ですわ。という事で、現在、執事のエドと私付きの侍女であるリラが同席していますのよ。


 「なんだ? エド、風邪か?」


 違う!


 ……どうやらエミリオ様には、エドの咳払いの意味が通じておられないわ。さすがお馬鹿さん……。遠回しの表現やら仕草やらでは理解不能ですのね……。


 「エミリオ様。私達は婚約者では有りません。ですから呼び捨てなんて礼儀を忘れるような事はなさらないで下さいませ」


 やれやれ、と私はエミリオ様に、ハッキリと言ってあげた。


 「えっ……」


 エミリオ様が驚く。……いやいやいや、どうして驚きますの? 当然の事ですわよ? そして、今日はお父様とお母様が仲良くデートに出かけられ、お兄様も用事があってお出かけされている事に感謝してもらいたいですわ! ディールは居りますし、同席したい、と言ってくれましたが。エミリオ様はディールをペットのように扱うので、ディールが同席すると、私がディールを庇う事になってしまうため、諦めてもらいました。


 かなりディールは不服そうで申し訳ない事をしましたけれど。


 「それで? エミリオ様、何の御用でございますか?」


 「用事が無いと来ちゃいけないのか?」


 「それはそうでございましょう? あなた様は、私との婚約を破棄されましたの。唯の幼馴染みにも戻れませんわ。まさか、いくらエミリオ様でも、婚約破棄した私と、以前のように幼馴染みとして付き合える、なんて馬鹿な事は思っていらっしゃらないでしょう?」


 いや、エミリオ様の事だから、普通に幼馴染みとして接する事が出来る、と思っているだろうけれど。……そういうところ、エミリオ様っておバカさんなんですわ。私にエミリオ様への愛情なんて有りはしなかったですが、ソレはソレ。


 婚約破棄された私に、さも当然のように接して来ると腹立たしい事この上無くてよ?


 「なぜだ」


 はぁ⁉︎ 自分から婚約破棄しておいて、今まで通りの対応が出来ない事に疑問を抱くって、どこまで馬鹿なの⁉︎ 愛情が有ろうが無かろうが、婚約を無かった事にされた私は、傷モノだから! これから、まともな縁談を探すのが凄い大変になるから!


 「婚約破棄しておいて、今まで通りで居られると考えられるエミリオ様の事が私は分かりませんわ。常識的に考えましたらお分かりになられるはずですわ」


 「常識的……。だって婚約破棄は流行なんだぞ?」


 「ですから、流行でもなんでも婚約を破棄したわけですから、今まで通りにはいきませんわ」


 なんだか話が噛み合わない。……が、それはいつものことだ。エミリオ様とマトモに会話をする事がどれだけ大変か。身に染みて理解している。


 「たかが婚約破棄じゃないか!」


 たかが⁉︎ 今、この方、たかがって仰いました⁉︎ 何を言っていらっしゃるのかしら⁉︎


 「たかが、では有りませんことよ。婚約破棄という事は、家同士の関わりが無くなります。実際、我がバントレー家とエミリオ様のドゥール侯爵家の関わりは消えました。綺麗さっぱりと。本来ならエミリオ様が今、こうして我が伯爵家に来る事もあり得ません。門前払いをされても文句を言えませんわ。ただ、私が会って、これからの事を話したいから、エミリオ様はここにいられるだけですわ」


 「は⁉︎」


 「ですから、これからの事をお話しますわね。先ず、私とエミリオ様は婚約破棄をしましたから、慰謝料をお支払い頂きます」


 「えっ、ちょっと待って」


 エミリオ様が焦った顔ですが、私は無視です。


 「次に、二度と我が伯爵家に来ないで下さいませ。私にも話しかけないで下さいませね。それから」


 「え、え、え」


 「私は、次のお相手を探さなくてはなりませんの。ですから、慰謝料はドゥール侯爵様とお父様でお話をして下さると思いますから、ここで決めませんが、もう二度とお会いしない事だけ、覚えておいて下さいませね。という事で、お帰り下さいませ、エミリオ様」


 言いたい事をスッキリと言えば、エミリオ様が「ちょっと待って!」と叫んだ。

なるべく体調に気を付けて忘れないように頑張りますので、引き続きよろしくお願いします。

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