やらなければならない、そんなの言われなくても分かっとるわ! という時の最初の一歩
最初にお断りしておきます。このお勧めに医学的根拠はありません。ただ、自分の経験でこうしたらよかったよ、という話を書いています。
テレビで引きこもり気味の人が大変な事件をおこした、というのをやっていますね。心が痛みます。被害者の方のご冥福を心からお祈り申し上げます。
育児で追い詰められた人が虐待というのも、よく聞く話です。子供を二人育てた者としては、理解できるところもけっこうあるのが現実です。親は聖人ではありません。なにもかも投げ出したい気持ちと戦っていることもよくあることです。
長々と読むのはしんどい! と言う人の為に結論を先に書きます。
目を閉じて、お腹に両手を当てる。息を吸い込む。→ お腹が膨らむ。息を吐く。→お腹がへこむ。腹式呼吸はできますか?
オッケー。
まずはパソコンを見ながらでも、寝そべりながらでもよいです。
ひっひっふーとやります。
それ、出産するときのやつやんけ! そうです。まあ、略して、ひーふーひーふーでもよいです。
やり続けるとけっこう疲れます。休憩してください。
第二段階です。タイマーを用意して十五分だけはかります。
その十五分の間、『用事』をしてください。動作はゆっくりでよいです。ひっひっふーをしながらです。
足がガクガクしてきましたね? 椅子に座りましょう。
あ、もう無理、と思ったら休憩です。
第三段階です。タイマーで十五分、用事をしながらひーふーひーふーと呼吸に集中。四十五分は自分へのご褒美でパソコンタイム(スマホ)です。これを繰り返します。
大事なのは時間を守ることです。あともう少しで皿洗いが終わると思っても、時間が来たらいったん手を止めましょう。
次の十五分にはこれをやろう、と計画をたてはじめたらもう成功したも同然です。
応用編です。
子供が泣いててかっとなった。仕事でストレスがたまってどうしようもない。
トイレなど誰もいない所に行きます。目を閉じて、耳栓をします。できる限り、外の刺激をシャットアウト。何かで聞いたことがあるのですが、目を閉じると脳が休まるのですって。
で、ひーふーひーふーと、一分間。
でもこれって、言われるまでもなく、けっこうな人が実践してますよね。
第四段階です。今まで、十五分で区切っていた時間を一時間にしてみましょう。
朝の一時間を用事に使います。ゆっくりでよいです。ひーふーひーふーと呼吸に意識を向けましょう。
第五段階です。六時二十五分から三十五分までテレビ体操というのをやっています。
やってみましょう。さぼってしまってもかまいません。
その時間にそれをするのが大事なのです。
最初は体が痛くてつらいと思います。三か月を過ぎたくらいから、体が楽に動くことに気が付くと思います。体が楽になると、ずいぶん気持ちも楽になります。
朝、決まった時間に起きて、用事をすまし、体操ですっきりする。
あれ? なんか健康的な人になっていますよ?
嫌なことがあったときに、思考の中に逃げ込んでしまうことは、普通にあります。
考えるということは、けっこうエネルギーを使うと思います。
くたびれ果ててしまうと、もっと動けなくなります。動かすのは怒りのエネルギーだけということにもなりかねません。
このつたない文章が誰かの助けになれば幸いです。