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灰色のデッドライン  作者: 尾久出麒次郎
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第三章、その1


 第三章、穏やかな日に


 スカーフェィスとの対戦から数日後のゴールデンウィーク、その時期はバルドイーグル、ローンウルフ、ブラックマンバはログインできないらしい。

 なんでも阿蘇にあるPMCの演習場で集中訓練を受けてるらしく、彩は一人でログインしてもDUO内では弱小ギルドがスカーフェイスを倒したと話題になっている。

 だからほとぼりが冷めるまで控えることにした。


 その間彩は行き着けの訓練所で以前から佐竹に勧められたタクティカルトレーニングを受けた。

 ゴールデンウィーク中はずっと怒号と号令であらゆる状況や姿勢で敵に銃弾を叩き込む訓練を受け、少しでも動作に隙や乱れがあるとたちまち教官から怒鳴り散らされ、厳しい指導が入る。

「撃て撃て! 弾を絶やすな! 敵から目を離すな!!」

「お前撃たれたぞ! マグチェンジ中でも視線を降ろすな!!」

「てめぇの指が消し飛ぶぞ!! 銃口の前に手を晒すな!!」

 教官のスターリングは元イギリス陸軍将校でSIJ社に入ってからも現場での経験も豊富らしい。英語と日本語の両方で罵詈雑言を吐きながらゴールデンウィーク中ずっと訓練を受け、途中で脱落する者もいたが彩は決して弱音を吐かず、歯を食い縛って最後まで続けた。


「お疲れさん、今まで良く頑張ったな。君のようなお嬢さんは時々来るがすぐに脱落してしまうんだ、まさか最後まで続けるとは正直思わなかったよ」

 そして訓練を終えると、あれほど放送禁止用語や差別用語連発して口汚く罵ってたスターリングが穏やかな笑顔で称えながら温かい紅茶を持ってきてくれた。

「あ、ありがとうございます……美味しい」

 もうすぐ暑い季節で全身汗だくなのにとても美味しかった、スターリングの穏やかな笑みはまるで別人、それこそ英国紳士のおじ様と言った感じだ。

「そうか、うちの会社はコーヒー派が多くてね。紅茶を飲んでくれても砂糖を入れる奴が多いんだ……私は紅茶はミルクかストレートで飲んでこそと思うんだ、君はどう思うかな?」

「えっ? あたしは……紅茶もコーヒーもストレート派です。でもだからこそ甘いケーキやチョコレートが美味しくなるんだと思います、この数日間辛いこともありましたけど……楽しいこともありました」

「いいことを言うな、また訓練を受ける気になったらおいで。たっぷり可愛がってあげるからな、今度は特殊部隊選抜訓練コースで」

 スターリングは精悍な笑みを浮かべ、この人はきっと数多くの修羅場や死線を潜り抜けてきた後もこんな笑顔を見せたに違いない。


 ゴールデンウィーク明けの平日、彩は登校して授業を受け、昼休みは中学時代の同級生や先輩がいる図書準備室で昼食を食べるのが日課だ。図書準備室の扉を開けると同級生と先輩が待っていた。

「失礼します、こんにちわ」

「あら、彩ゴールデンウィークどうだった?」

 中学時代の先輩である深山澄みやますみはショートカットに垂れ目、少しぽっちゃり体型の温厚な先輩だ。中学の頃から世話になっていて入学早々図書委員になってここを根城にしている。

「あれ? 彩ちゃん両手どうしたの? 傷だらけじゃない?」

 同級生の長谷川萌葱はせがわもえぎは彩の両手が絆創膏だらけなことに気付く。三つ編み、お下げ、黒縁眼鏡の三拍子を揃えた古風な読書家だ、見た目こそ昭和時代の田舎の学校にいるような地味だが実は隠れ美人だということを彩は知ってる。

 中学時代に図書室に通ってるうちに仲良くなったのだ。彩は絆創膏だらけの両手を二人に見せる、皮剥けだけでなく所々に火傷や切り傷だらけだった。

「ああ、これね……ゴールデンウィーク中、SIJ社のタクティカルコースを受けたの。ずっと銃を撃っていたから」

「うわぁ……彩、ボロボロじゃない……綺麗な手が台無しよ。男の子が寄ってこなくなるわ」

 澄先輩は悲しげな表情で生々しい傷跡を見る。数日前は澄先輩が白磁のように綺麗な手だと褒めてくれたのだから、彩はやっぱりグローブをしておけばよかったと少し後悔したが顔には出さなかった。

「いいんですよ、気にしてません」

 彩は屈託のない素の笑顔で首を振りながら言うと、席に座って弁当を開ける。すると早速萌葱が話題を振ってくる。

「ねぇ彩ちゃん、この前言ってたあれ見た?」

「えっ? ああ、DUOの公式ノベライズ版のアニメのこと? ニコニコ動画で一話だけ無料配信されてたから見たわ」

「ディストピア・アンド・ユートピア・オンライン・アウトサイド・アドベンチャー……通称、DUO:OAの描写が凄いのよ、特にユートピア側――人統連側の人たちの生活の描写が凄くって息苦しいって伝わったわ。だって人統連で生まれた子どもたちは――」

 萌葱は引っ込み思案で人と話すのが苦手なアニメ好きの読書家だが、好きなことになると凄く饒舌になる。彩は耳を傾けながら食べ、澄先輩も感想を言う。

「私は二話のラストで外の世界からやってきた男の子が手を差し伸べるシーン、ボロマントにボロボロのバンダナで顔も埃っぽいのに凄く輝いて、まるで囚われのお姫様を助けに来た王子様みたいだったわ」

「でも澄先輩、外の世界――ディストピア側、 地球解放戦線(ERF)の主人公の男の子の相棒、絶対ホモだと思います!」

 萌葱は瞳を輝かせて言う……また始まったかと彩は苦笑しながら、萌葱は男の同性愛をテーマにしたジャンル所謂 BL(ボーイズラブ)が大好きらしく、澄先輩も同類で当然と言えば当然だが餌に食い付く魚のように話しに食い付く。

「そうよ、絶対狙ってると思うわ! もうあざとい! 相棒の子絶対攻めよ!」

「でも、主人公の男の子の方が強いから攻めだと思うんですよ! あーん、でも実際は宙を舞うコインのように受け攻めが変わるんじゃないですか?」

「それいいね! 今夜は俺が可愛がってやるぜ、的みたいな!?」

「それです! それです!」

 話しがヒートアップしてる外の人たちに聞こえないかと心配してたが、ボリューム自体は抑え目だ。喉にサウンドサプレッサーでも仕込んでるのかしら? そう思ってると萌葱に訊かれた。

「ねぇ彩はどう思う?」

「えっ? うーん、ボーイズラブとかカップリングとかはよくわからないから……でも、DUOプレイヤーとしてはよくできてると思うわ」

 率直な感想を述べると今度は澄先輩が質問する。

「ねぇ、現実世界とDUOで銃を撃つのではやっぱり違う? それとも一緒かな?」

「あっ、そうですね……DUOでも現実でも銃の重さや撃った時の感じは変わらないんですけど、DUOだと何かが違うって感じがするんです……」

「どう違うの彩ちゃん?」

 萌葱も訊いてくると、彩は水筒のウーロン茶を一口飲んで話す。

「うまくは言えない……現実の銃から先に撃ったことのあるあたしとしては……DUOのはまがい物、中身が違う物。現実だとDUOにはない何かがある。そんな感じで実のところよくわからないんです」

「でも、彩は良いんじゃない? ちゃんと現実とゲームを区別できてるってことよ、私は現実でもDUOでも同じような感じがしたわ。それってそのうちゲームと現実が区別できなくなるかもしれないってことだよね? それが怖いからDUOはすぐにやめてGWと一緒に売っちゃおうと思ってるの」

 澄先輩は重い口調で言う、事実従来型のゲームを好む人たちのことを配慮したのかトライポッド・ゲームス社から従来型の据置き型のゲーム機向けのDUOを開発・発売を検討してるらしい、すると萌葱の言葉が澄先輩を思いとどまらせる。

「売っちゃっうんですか? 澄先輩、GWを使って仮想空間内で同人誌即売会をやる実験が今行われてるんですよ」

「それ本当!? 規模はどれくらい?」

「地方のイベント規模から初め、最終的にはコミケを仮想空間内で再現するみたいですけど、会場に二〇〇〇〇人集まった時点でサーバーダウンしちゃったみたいです」

 一度は食い付いた澄先輩だがガッカリと肩を落とした。

「そっか……残念」

 昼食を食べるとあとは昼休みはずっとお喋りタイムを楽しんだ。


 放課後、その事件は起きた。


 学校を終えて彩は鞄を持っていつものように拳銃の練習に行こうと、SIJ社の訓練場に向かうと遠くで煙が上がっていた。

 まさかと嫌な予感がして、その予感は的中してしまった。

 訓練場に到着すると警察や消防が現場を調べていて、野次馬が集まっていた、どうやら頑丈な防護フェンスが破られ、その向こうにある小さな倉庫に穴が空いていて中の物をごっそり持っていかれたという。

 彩は訓練場の屋内射撃場に行くと、佐竹がスマホで誰かと電話していた。

「やられたよ……倉庫の中の武器弾薬がどっさり持っていかれた、しかも白昼堂々と……倉庫の壁と防護フェンスの修理代が高くつきそうだ。ああ、またな」

 佐竹が溜息吐いて電話を切ると彩は恐る恐る話しかけた。

「佐竹さん、あの……何が起きたんですか?」

「おう彩ちゃん、見ての通りだよ……装備がごっそり盗まれた、犯人はわかってる。最近この辺を荒らしまわって治安を著しく悪化させてる武装ギャング団の『スラッシュ』だ、警備の手薄な時間帯を狙われたよ。幸い誰も怪我してないが……参ったね」

 彩は顔を顰めた、最近熊本市周辺を荒らしまわってる武装ギャング団『スラッシュ』は一〇代~三〇代の若者一〇〇人くらいの集団だ。

 市内のアーケード街に潜み、夜になると徒党を組んでたびたび事件を起こしてる。しかもだんだんエスカレートして身代金目的の誘拐、強盗、殺人、レイプ事件まで起こして警察も血眼で捜査してるが銃火器が民間に流出して以降、後手に回りっぱなしだ。

「倉庫には……何が入ってたんですか?」

 彩が訊くと佐竹は無言でリストを見せる。


 南C武器庫、保管品リスト。


 56式突撃銃(AK47の中華コピー)二〇〇挺。

 56式分隊支援火器(AK47の軽機関銃モデルの中華コピー)五〇挺。

 80式汎用機関銃(旧ソ連製機関銃PKMの中華コピー)八挺。

 69式対戦車榴弾発射器(RPG7対戦車火器の中華コピー)一八挺。

 85式自動狙撃銃(SVDの中華コピー)一〇挺。

 CQ311(M16A2の中華コピー)三〇挺。


 他にも大量の弾薬や手榴弾が持っていかれたらしい、佐竹はもはや涼しい顔で笑みを浮かべていた。

「いやぁ参ったな、陸軍歩兵一個中隊分がまるごと持っていかれちゃった、はっはっはっはっ!」

「笑ってる場合じゃないですよ! どうしてこんなに倉庫に押し込めてたんですか!?」

「いや、昔商売やってた時の売れ残りでね、デッドストックとして保管してたんだ……ほら捨てるのはもったいないだろ?」

「どうするんですか!? このままじゃ熊本市はヨハネスブルクどころか荒廃したデトロイトになってしまいますよ!」

「わかってる、連中の居場所がもう少しでわかりそうなんだ……大丈夫だ」

 佐竹は不敵な笑みを浮かべる、既に何人もの人を平気で殺してるような怖い笑顔だった。

 彩は恐る恐る訊いてみた。

「どこが……大丈夫なんですか?」

「ああ、こっちには実戦経験を積んだ元特殊部隊員や帰還兵がゴロゴロいる。武装だけで見栄っ張りなチンピラなんざ、目じゃないさ」

 佐竹の言う通り、SIJ社には常時二〇〇人近くのオペレーターがいる。その中には各国の有名特殊部隊出身者が多数いて噂ではCIA工作員やその 準軍事チームパラミリタリーの隊員までいるらしい。

「わかりました、夜は――いえ、夕刻までには家に帰るようにはします」

「ああ、それがいい……真っ直ぐ家に帰るんだ、一人暮らしだからと言って深夜徘徊は褒められたものじゃないぞ」

 佐竹はどこか悲しげな目をしている、彩は以前から気になっていた。

「あの、前から思ったんですけど……どうしてあたしなんかに色々親切にしてくれるんですか?」

「ああ、僕はね……人生を諦めてしまったんだ、前世代が残したツケを払うことになってしまった。だから君たちに回さないために……奴らと一緒に地獄に墜ちるつもりだ。彩ちゃん、僕たちのようにはなっちゃ、駄目だよ」

 彩は首を傾げた。



 翔はゴールデンウィーク明けで久し振りにSIJの訓練場に帰ると、武器庫が襲撃されて多数の中国製の火器が強奪されたと聞いた。

 しかも強奪したのは武装ギャング団『スラッシュ』だという。最近スマホのニュースサイトを見ると全国で似たような武装集団の犯罪が多発している。警察側も同様の装備で対抗してるが、焼け石に水どころか火に油を注いで事態を悪化させるだけだった。

 SIJ社の社員食堂で弘樹と夕食を食べる、シオリはライフルのメンテナンスとシャワーを浴びてあとで食べるという、翔は訊いてみた。

「なぁ弘樹、話しを聞かせて欲しいんだが……いいか?」

「ああ、どうしたんだ?」

「僕が聞いた限り日本は治安が良くて安全だと聞いた。だが市内にはAR15やタボールを持った制服警官に、PMCの武装車両やオペレーターがウロウロしてる、ニュースを見ると学校や会社で銃乱射事件のことが報道される。何が起きたんだ?」

 以前から気になってた、素朴な疑問をぶつけてみると、弘樹はおかずの豚肉を飲み込むと少し間を置いて話し始めた。

「三年前だ……いやそれ以前から起きてたかもしれない、第三次世界戦の混乱に紛れて日本国内に銃火器が日本に密輸されたんだ。それも一個分隊ではなく、一個師団分の軍用銃火器だ……AK47は勿論、各種機関銃、RPGロケット弾まであった……売り込み先は暴力団とかの犯罪組織ではなく、一般市民だった」

 弘樹の言葉で翔はゾッと寒気がして背筋が凍りそうだった、大戦勃発前までもそうだったが今では普通の人間がある日突然テロリストに豹変する時代だ。

「一般市民……それもワーキングプア、フリーター、学生、派遣社員等、特に世の中に不満を抱いている人を中心に安く売った。聞いた話しでは中古の中国製AK47が一挺四九八〇円、マガジン二つに弾薬六〇発付きで買えたらしい……結果は予想通りだった」

 弘樹の目が蛇のように冷たく口元には鋭い毒牙が生えてそうな笑みで、容赦なく獲物を殺す 毒蛇(ブラックマンバ)のようで訊くのが恐ろしく感じた。

 不満を抱いてる人や、虐げられてる人、社会的弱者が銃を持ってしまえば結果は見えてくる。

「想像通りだよ……地獄の蓋が開いたとも言うべきかな? 最初は無差別での銃乱射事件から始まって、次第に組織化されて国内では犯罪やテロが横行したよ。しかも官僚や政治家が次々と国を捨てて逃げ出したからさあ大変! しかも探偵社とPMCのハイブリッド――民間諜報会社によって逃げた官僚や政治家の居場所をSNSで暴露するから、逃げた先で無様に処刑されてこの国で一番安全なのは永田町になってしまったよ」

 皮肉な話しだ。一番安全な永田町は今や新設された警察や自衛隊の対テロ部隊がウロウロしている。

 弘樹は話を続ける、

「まっ元々この国の政治に不満を抱いてる人は多かったからな。どっかの県議会選挙で選挙違反者が大量に逮捕された時は、拘置所を襲われてイスラム過激派の真似事して公開処刑されたし、別の県議会議員は号泣会見の数年後に拉致されて泣き喚くように強制されて泣き喚いたあげく残虐な方法で処刑されたからな……クリスマスの日には毎年夜の繁華街で銃乱射事件どころか虐殺まで起きる始末さ」

「虐殺……戦場そのものだな」

 翔は溜息吐いた、日本は戦火を免れたと報道していたがあれは嘘のようだ。弘樹も苦笑する。

「そうさ、翔が前に住んでたイギリスでもそうだったんだろ?」

「ああ、EUを脱退したにも関わらず英仏海峡には大陸からの難民がトンネル、海路、空路を使って連日殺到したよ。ロンドン近郊は一〇〇万人規模の難民キャンプができて治安は最悪だったさ、DUOの荒廃した世界そのものだよ」

 翔はあの時はイングランド西部のヘレフォードに住んでいて、学校から帰ると連日BBCニュースを見ていた。

 連日大陸から国内に押し寄せる難民と、中東や東欧に展開するイギリス軍の動向が報道されていた。

 翔はゲームも現実も同じ物だと考えそうになって苦笑した。

「まさか、DUOのモデルが現実世界とはね……そのうちゲームと現実、いや現実と虚構の境界線が曖昧化してるって訳か」

「高校卒業しても普通に生きてくのは無理かもしれないな……」

「確かに先生は正直者であれ……って言うが、言ってる奴が正直者とは限らないしな」

「ほう……上手いこと言うな翔、確かにバカ正直に生きろと説いてる奴ってさ……実は良いように利用し、搾取して肥え太りたがる屠殺する価値もない、救いようのないブタ野郎かもしれないな」

 今は弘樹の毒舌が今は心地よく聞こえた。

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