創造Ⅱ
ケータイとられてる為にあんまり投稿できない。
管理人の言っていた通り、俺の部屋番号が書かれたポストの中に手紙が一通入っていた。
「誰からだろう~♪・・・もしかして俺の事が好きな文化系女子からのラブレターかっ!?」
そんな妄想をしながら手紙を取り出すと、一目で文化系女子からの手紙ではないことが分かった。
何故なら、
「封筒真っ黒なんだけど。」
思わず口から言葉が漏れた。
とりあえず中身は部屋でゆっくり読むことにした。
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部屋に戻って封筒をよく見てみると、送り主の名前が書かれていないのに気付いた。
ミステリー小説かよ。
そんなことを考えながらなかの手紙を取り出す。
中の手紙も真っ黒だった。
丁寧に四つ折りされた紙を広げてみると、中には赤いインクで文字が書いてあった。
「黒に赤って、どんな趣味だよ。」
思わずつぶやく。
しかも、インクが垂れて地で書かれた文字みたいになっているのが不気味だった。
手紙の内容はこんなものだった。
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拝啓 25の君へ(なんちゃってww)
この夏の暑い日差しの中いかがお過ごしでしょうか。
俺はクーラーの効いた部屋で快適に過ごしています。(ドヤッ)
まぁ、前置きはこれぐらいにして、本題に入りましょう!
え~。とりあえず今日をもちましてあなたのあなたとしての役目は終わりました。
ですから、明日日付が変わり次第あなたをあなたが迎えに行くのであなたは準備してあなたの家でゆっくり・・・、
疲れた。
何回あなたって書けばいいんだよ。
メンドイ。メンドイ。メンドイ。メンドイ。メンドイ。メンドイ。メンドイ。
・・・・・・・書くの疲れたんで以上で終わりにします。
多分内容分かりましたよね。
じゃあそういうことなんで頑張って~~^^
P.S.
会社の奴もこんなメンドイ事させんなよな~。
ボーナス出るのかな―今年。
敬具
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なにこれ?
いろいろツッコミたいんだけど。
意味わかんねぇ。
「結局いたずらか?」
どう考えてもその答えにしかたどり着かない。
俺はめんどくさくなって持っていた手紙をクシャクシャに丸めてゴミ箱に放り投げた。
・・・外れた。
「履歴書でも書きますかね~。」
ペンをとり机と向かい合う。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
どうしても無言になってしまう。
「・・・明日にしよう。」
注意書きしておくが、これは決して俺がダメな大人だからとる行動というわけではない。
小説の為だと思ってくれ。
しかしこんな大人にはなってはいけないぞ。
そうして俺は寝ることにした。
・・・・・・ただいまの時刻、午前11時46分・・・・・・
・・・・・・ただいまの時刻、午前23時01分・・・・・・
突然、ガコンッ!!という何かが壊れるような音が鳴り響いた。
その音に目を覚ます。
「・・・何だ?」
音は玄関からだったと思う。
まだ寝ぼけいるが玄関に急ぐ。
すさまじい音が鳴り響いた玄関はドアが内側に開いていた。
・・・・うちの玄関のドアは外開きなのでめり込んでいたの方が正しいか。
「ドア壊さないでくんねぇかな、せめて。用があるのはわかったから。」
ドアの外に立ってる男に声をかける。
・・・・・多分男だ。暗くてよく見えないけど。
ってか、もし女だったとしても俺的にそれは女だとカウントしたくない。
『いいだろ別に。俺の家なんだし。』
やっぱり男か。
どっかで聞いたことあるような声・・・。
いや今そんな事はどうでもいいか。
「俺のってどういうこと・・・」
どういうことだよ。と言おうとしたが男の姿が見えたことで言葉を失った。
『言葉どおりの意味だよ。』
そういった男の顔は良く知っている奴の顔だった。
混乱する頭の中で俺は昼間読んだ手紙の内容を思い出していた。