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プロローグ 完成Ⅰ
「・・・ッ!!・・・ッ!!」
誰かが私を呼ぶ声がする。
その声で目を覚まし世界へと出る。
久しぶりに出た世界は何もかもが変わっていた。
ふと下をみると男が這いつくばっていた。
先程の声の主はこいつか。
無意識にそう思った。
近くに落ちていた銃を拾う。
男に銃口を向けると容赦なく引き金を引いた。
男は満足そうに笑い動かなくなる。
後ろから足音が聞こえ振り向く。
懐かしい人物がそこに立っていた。
微笑みかける。
そうして空想の世界は完成した。