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室内プリン盗難事件。  作者: 嵐山満
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俺。

 犯人は一体誰なんだ?

 そもそも犯人なんているのだろうか。

 それすらわからない。

 そもそもこの事件に犯人など居なかった、じゃあ説明はできないか。

「漣、あんまり一人で考え込んじゃだめだよ」

 兄貴が言った。

 そうか、俺は一人じゃないんだったな。

 なら俺も、仲間と相談してみよう。


 そして俺を含む子供の4人が集まった。

「どうしたのかしらね。こんなときに呼び出すなんて」

「ああ、実は俺達で犯人を見つけないか? という話だ」

「僕は反対だよ…… 僕たちも鏡さんたちみたいにされたら嫌だもん」

「お前、この世に魔法なんてもんがあると思ってんのか? なら、そんなもん吹き飛ばしてやるぜ! 魔法なんざこの世にゃ存在しねえ! あるのは化学と過去だけだ! 未来? んなもんこれから作っていくもんだろ? とにかく! 魔法の存在なんざ認めねえ! いいか? 双葉ちゃん、この世、現実に存在する『魔法なるもの』はすべて科学の産物魔法じゃねえ!」

 俺、なに言ってるんだろ。

「でもさ、魔法でもない限り鏡さんたちの口をふさぐなんて無理だよ!」

「でもね、鏡さんと座升さんがグルだったとしたら、どうなるかしら」

「そうですね。あの二人がグルで犯人だったならば魔法もなんとか説明付きます」

「でも、でも……」

「双葉ちゃん、お前はどうしてソコまで魔法を信じるんだ?」

「私は…… 魔法を見たことがあるから……」

 魔法を見たことがある。それは予想外の言葉だった。


 ココまでの話を少し整理してみよう。

 まず、この屋敷には俺を含めた8人が居る。

 俺ら子供4人にはアリバイがある、鏡さんにはアリバイが無い。

 その後屋敷中のプリンが盗まれた。

 そして行方不明になっていた鏡さんは倉庫で口を開けない状況になり、さらに倉庫から出ることができなくなっていた。

 その後の座升さんも同じ。


 ああ、俺にはわからない。だが、茜さんの言うとおり二人がグルだったならば……

 そうだ、考え方を変えてみよう。

 皆がそろう前からプリンが無かったというそもそもプリンなんてなかったんですよ説、


 あとはなんだ?



なんかめちゃくちゃになってきました。

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