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夜の揺れ

作者: ライス中村


深夜1時に肩を寄せて

香る闇は僕ら 溶かしてく

赤の光は縦に並んで

君は蓋の裏で欠伸をした


皆日に日に 唯よろけて

顔無く アノニマスと化してく

言えない個性 行けない予定

見えない時計は止まらないで


そこはかとなく

逸れた笑い

逸れた目線

此処が分からず


姿を変えて

光る街で舞えたらいいね

噂もたげて

隠るる齟齬にそっと寄り添って

「惚けて」




死んだ耳 気に障るようで

がなる夜は 僕の鏡です

雨の瞬き 直ぐに止んで

君はシャツの袖で頬を拭いた


そこはかとなく

削げた自信

染めたふり

だけど出られず


聞けない夢 知れない癖

消えないから、と 弱く抱いて



指を咥えて

傍観してて恥ずかしかったね

翼取られて

溢るる涙そっと弾かせて


姿を変えて

光る街で逢えたらいいね

あとはおどけて

浮かぶる愛にそっと寄り添って

「惚けて」




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― 新着の感想 ―
[良い点]  はじめまして。  『かげ』からきました。  拝読しました。    なんというか、うまく言葉にできないのですが。  とても好きです。  夜は世界は非日常。昼間とは少し感覚が違う。 …
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