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私は真剣に怒りますよ

 〈副旅団長〉の奥さんと違い、薄い〈クルス〉のお尻では突き抜けてしまわないかと、変な心配を思った。

 ただこの心配は、自分を過大評価したたけに合っていない分不相応ぶんふそうおうなものだ。

 お前は、そんな心配をする大きさじゃないって、言われたら何も反論出来ない。

 定規じょうぎで測れば一目瞭然いちもくりょうぜんになってしまうだろう。


 「〈タロ〉様、長期の任務をされて、大変お疲れ様でした」


 僕と〈クルス〉は、絨毯の上に並んで座り話をしている。


 「本当に長かったと思う。でも疲れはとれたよ」


 「うふふ、それは良かったですね。〈タロ〉様が無事に帰ってきてくれましたので、私はすごく嬉しいのです」


 「僕も無事帰れて嬉しいな。〈クルス〉が持たせてくれた薬が、とても役に立ったよ」


 「うふ、そう言って貰えて、もっと嬉しくなりました」


 〈クルス〉は満面の笑みで、僕の腕に腕を絡ませてきた。

 僕の手は、〈クルス〉の胸の谷間に挟まれている状態だ。

 僕が真横を向いたら、〈クルス〉はしばらく僕を見詰めた後、そっと目を閉じた。

 僕は〈クルス〉の薄い唇に唇を重ねる。


 でも〈クルス〉が腕に絡んでいるから、ガッツリとは出来ない。

 胸の谷間は嬉しいけど、キスをする時は邪魔だな。


 「あぁ、〈タロ〉様と久ぶりにキスが出来て、とても幸せです」


 「もっとキスをしたい」


 「えぇ、もっとしてください」


 僕は残念だけど絡めた腕を外して、〈クルス〉の背中に手を回して抱きしめようとした。

 だけど僕が体重をかけ過ぎたのか、〈クルス〉に支える気がなかったのか、僕が覆いかぶさるように倒れ込んでしまった。


 僕は絨毯の上で仰向あおむけになっている〈クルス〉を、強く抱きしめてその唇にキスをした。

 舌を口内に侵入させたら〈クルス〉は、積極的に自分の舌を絡ませてくれている。

 二人の舌が出す「クチュ」「クチュ」という音が、僕の耳を淫靡いんびに触っていくようだ。


 「〈クルス〉の胸を触りたいんだ」


 僕は口から少し〈クルス〉の唾液をらしながら、〈クルス〉の耳元にささやいた。


 「はぁん、胸ですか。恥ずかしいので下着の上からで良いですか」


 〈クルス〉は身体を起こして、部屋着の上着を脱いでスリップ姿になった。


 「ダメだよ。〈クルス〉の胸を直接触りたいんだ」


 僕は止まれない。

 〈クルス〉のスリップを強引に頭から抜き去った


 ただ〈クルス〉の動きも変だと思う。

 スリップを抜き去る時に、両手を上に上げて抜きやすいようにしていたんだ。

 口で言ったことと、行動が合っていないじゃん。


 「きゃー、私は下着までって言ったのに、〈タロ〉様は強引ですね。それほど私の胸を求めているのですか」


 〈クルス〉は少し怒った感じで、両手で胸を隠している。

 その瞳はなぜか僕の股間に向いているのは、気のせいなんだろうか。


 「うん、〈クルス〉の胸を強く求めているんだ」


 「いけませんよ。私の手を強引に、胸から引きがすおつもりなのでしょう」


 〈クルス〉は、両手のクロスで胸を隠していたのを、手の平で胸を隠すように変えている。

 僕は誘われるように〈クルス〉の手首を両手で握った。


 「はぅん、手首を握ってどうされるですか」


 「〈クルス〉の手首は、思ってた以上に細いんだ」


 「はぁー、〈タロ〉様。こんな時に何を言っているのですか。私は真剣に怒りますよ」


 僕は知らないうちに、〈クルス〉の地雷を思い切り踏んだらしい。

 さっきは怒った感じだったが、どうやら今は、ど真剣に怒っているぞ。

 言い直しが必要のようだ。


 「手首をつかんだら、やることは決まっているだろう」


 僕は〈クルス〉の手首を握ったまま、徐々に上に上げていった。

 〈クルス〉は力が入らないのか、何の抵抗もなく手は上がっていく。

 段々と下から見えてくる〈クルス〉のおっぱいが、青白くてとてもエロい感じがする。


 「あぁ、〈タロ〉様に強引に剝がされて、見られてしまいました。私を押し倒して触ったりしませんよね」


 〈クルス〉の目は、熱を帯びたように僕を見据みすえている。

 たぶん、さっきのようなシチュエーションを台無しにするような、バカなことを言うなよってことだろう。


 「〈クルス〉が嫌って言っても、僕は胸をどうしても触りたいんだ」


 「ひぃ、〈タロ〉様、許して」


 僕はゆっくり押し倒して、〈クルス〉のおっぱいを両手で掴んだ。

 そして、優しく揉んでみた。


 〈クルス〉のおっぱいは、すっぽりと僕の手の平に収まってすごく揉みやすい。

 表面はプニュプニュと柔らかいが、芯はプルルンと弾力がある感じだ。

 表現が難しくて僕も良く分からないけど、何時までも揉んでいられるってことだ。


 「んんう、許してはくれなかったのですね。そんなに私の胸が良いのですか」


 「うん、すごく良いよ」


 「はぁ、はぁ、そんな。褒めても、いけないのですよ」


 〈クルス〉の手は僕の上着を握りしめている。

 かなり力が入っているけど、おっぱいを揉む邪魔にはならない位置だ。


 「〈クルス〉の胸はとても綺麗で、すごく気持ちが良いよ」


 「はぁん、恥ずかしいから言わないで」


 〈クルス〉の抵抗がないようなので、真ん中で主張している先っちょを舌で舐めてみた。

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