【許嫁女子会(エッチ)】
【許嫁女子会】
「〈アコ〉さん、お久しぶりです。お元気そうでなりよりです」
「〈クルス〉ちゃんは病気が治ったそうで、本当に良かったですね」
「〈サトミ〉も元気にしてたよ」
「お二人ともお元気で良かった。また、お二人に会えて嬉しいわ」
「〈サトミ〉も〈アコ〉ちゃんに会えて嬉しいよ」
「〈アコ〉さん、私もです」
「ところで、〈タロ〉様が危険なことをされたと聞きましたが、何をされたのですか」
「〈アコ〉さん、私がお話します。〈タロ〉様は、魔獣《紅王鳥》の生息地に赴いて、私なんかのために、霊薬の素材を取りに行かれたのです。そこで頬に大怪我をされて、お命も危なかったのです」
「まぁ、〈タロ〉様は、そんな無茶をされたのですか。 良く生きて帰られましたね。怪我もされたのですか」
「そうなのです。生きて帰られたのは奇跡です。 私は〈タロ〉様に、命を懸けて病気を治して頂きました。 この恩は、一生懸けて返さねばと思っています」
「本当に驚かされますわ。〈タロ〉様は、凄いことされますね。魔獣の生息地から帰ってこられた人の話は、聞いたこともありませんわ」
「〈サトミ〉のお兄さんは、〈タロ〉様は、特別な星の下に生まれた人だって言ってました。たった一人で魔獣を倒したみたいです。その証拠に《紅王鳥》の羽毛を取ってこられたらしいですよ」
「まぁ、〈タロ〉様は一人で魔獣を倒されたの。それは尋常では無い話ですわ」
「魔獣の事といい、「天智猫」様の事といい、〈タロ〉様は特別な方だと思います。私などが嫁いで良いのか不安になってしまいます。〈タロ〉様みたいに特別な方に、私では相応しく無いんじゃないかと」
「けど、〈タロ〉様は普通の男の子みたいなこともするよ。 尊敬はしているけど、最近ちょっとエッチなんだ」
「えっ、〈サトミ〉ちゃん、〈タロ〉様にエッチなことをされたの」
「〈サトミ〉はね、〈タロ〉様にスカートを捲られて、下着を見られちゃったの。すんごく恥ずかしかったよ」
「まぁ、〈タロ〉様がそんなことを。〈サトミ〉ちゃん、他にもされたの」
「エッチなことはそれだけだよ」
「〈クルス〉ちゃんの方はどうなのかしら」
「私もスカートを捲られて、下着を見られました。〈タロ〉様に何をしても構いませんって言ったからですが」
「まぁ、お二人ともされたのですか。〈タロ〉様は、エッチなことに興味がおありなのですね」
「〈サトミ〉には、スカートを捲りをするのが、夢だったって言ったよ。男の子は、好きな女の子にしたいと思うんだって、本当かな」
「私の時も、同じように言っておられました」
「うーん、スカートを捲るのが夢なのですか。好きな女の子にはしたいのですか」
「〈サトミ〉はね、そう言われたから、怒れなくなっちゃったんだ。けど、恥ずかしいからちょっと嫌なの。それなのに、おばあちゃんは、もっと見て貰いなさいって言うんだよ」
「私は〈タロ〉様には何をされても良いのですが、実のところは恥ずかしくて堪りません。私の細い棒のような足を見られるのは、切ないのです。女性らしい魅力的な足なら良いのですが」
「お二人とも、あまり怒ってはおられないのですね。数年後には嫁ぐのですから、冷たく無視されるよりかは良いと思っておられるのでしょう。エッチなことでも興味を持って貰う方が、よほどましだと私も思いますわ。無関心が最悪です。でも複雑な心境ですね」
「〈サトミ〉は、〈タロ〉様がもっとエッチなことをしたいって言ってきたら、どうしようと思っているの。最近は、お尻や胸も見るんだよ。困るよね」
「〈サトミ〉ちゃんが、言うように、〈タロ〉様がお尻や胸を見ていると、私も感じています。私は〈タロ〉様が何を望まれても従いますが、もう少し待って欲しいです」
「まぁ、お二人もそうなのですか。私も今日、見られているなと思いましたわ。外から見ると、悪いことでは無いのでしょうが、当事者となると、さあどうぞ見て下さいとは言えませんよね。どうお相手をしていくのか難しいですね」
「ほんと、どうしょうか困っているの」
「悩ましい問題ですね」
― それからも、三人は色々な話を、時には笑いながら、時にはしんみりと、時が経つのを忘れて話をした。今度も〈アコ〉の従者に注意されるまで ー




