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誰が主人公でもない『私達』の物語  作者: 和羅紫
第1章 美しく棘のある薔薇
7/9

第2.5話

亜蓮(あれん)視点



騎士候補達「はい!!」



と騎士候補達が元気よく返事を返してくれたところで俺らは本題を話し始めた




「まず、君たちも知っているだろうが『Rose』は5つのチームに分かれている。

説明に入る前に君たちの所属予定のチームを発表をする」




俺の話に【ゴクリ】と喉をならす音が聞こえてくる

騎士候補たちの表情はかなり緊張していた



(余程…気になるみたいだな)




「じゃあ、黄薔薇所属予定の人から発表しよう。




黄薔薇の騎士候補は淵公 柊(ふちこうひいらぎ)くんと神那 莉奈(しんのまな)さん」




双太(そうた)「おぉ、黄薔薇は『Rose』の中でもトップで優秀な人材しかいないチームだぞ!!凄いな2人とも」



(ひいらぎ)「…あ、あぁ、ありがとう」




莉奈(まな)(乙女ゲーム通りの流れね…てか戸惑っている(ひいらぎ)きゅん可愛い!!)




(この2人が黄薔薇か…かなり期待できそうだ。

淵公(ふちこう)くんは戸惑っているが神那(しんの)さん少しニヤけてるな…嬉しいのか良かった)




「2人とも俺のことは下の名前で呼んで欲しい。」




(ひいらぎ)「はい!分かりました。よろしくお願いします亜蓮(あれん)さん」




莉奈(まな)「はい、分かりました…亜蓮(あれん)さん!!」




秀雅(ひでまさ)「では、次は赤薔薇の騎士候補の人を発表します。




赤薔薇の騎士候補は槙吞 双太(しんのそうた)くんです。私のことは下の名前で呼んでもらっても構いません」




双太(そうた)「はい!よろしくお願いします秀雅(ひでまさ)先輩!!」




秀雅(ひでまさ)「…っんん、悪くない響きです」




(おぉ、でた秀雅(ひでまさ)さんのデレ

てか神那(しんの)さん…なんか俯いて震えてるけど大丈夫か?)




莉奈(まな)(尊い尊い尊い尊い尊い尊い尊い)




(しずく)「次は青薔薇の騎士候補ね


青薔薇の騎士候補は篠川 憂くんよ、私のこと雫さんって呼んでちょうだい」



(ゆう)「はい、雫さん…よろしくお願いします!!」




陽介(ようすけ)「最後に白薔薇の騎士候補は


白夜 秋十(しろやあきと)くんと白夜 冬香(しろやとうか)さんです。僕のことは好きに呼んでね」




秋・冬(あきとう)「はい、よろしくお願いします陽介さん」




双太(そうた)「ん?あれ…」


と、騎士候補達の所属予定の薔薇を発表し終わったところで不思議そうに槙吞(しんの)くんが首を傾げた



「どうしました?」



双太(そうた)「あっ、いえ…虹薔薇の騎士候補はいないのかなーと思って」



(ゆう)「確かに…」



(あー、最初はそうなるよな…)



陽介(ようすけ)「あー、不思議に思うよね。虹薔薇に関しては騎士はいない代わりに他の薔薇たちがその虹薔薇の騎士的存在になる」




(しずく)「虹薔薇は『Rose』の中でトップかつリーダーだからねぇ」




騎士候補達「なるほど…」





秀雅(ひでまさ)「まぁ、次の話に入りましょう。まず『Rose』にとって騎士の存在は他の普通の職員達と違います。

我々は各薔薇の女王・王たちの右腕となる人物で補佐やボディーガード、影としての役割などをメインに動いています」




(しずく)「各薔薇の女王・王達は世間一般で言ったら社長・会長のことよ。でも『Rose』では青薔薇の王や黄薔薇の女王、当主様という感じの呼び名で呼ぶことになっているわ」




陽介(ようすけ)「俺たち騎士も男性は赤薔薇の王子、青薔薇の姫と言う感じで呼び名もある。基本仕事の時は必ず呼び名で呼ぶように」




秀雅(ひでまさ)「あと、細かいルールや役割は各薔薇ごとに違うので順番に各薔薇の棟を紹介しながら見学し、説明をしよう」




陽介(ようすけ)「まず、白薔薇の棟から行こう。各薔薇の棟に各自騎士は戻って紹介や見学の準備をしよう」




騎士達「はい」



いよいよ今日のメインに入る前に俺は一言言うことにした



「そして、1番大事なとこ。

メディアの情報や噂、君たちに送った手紙にも書いてあったはずだか騎士の仕事や『Rose』…『nectar』の真の目的や裏での活動を少し書いたから君たちも分かるはずです








この仕事は危険だ。中途半端な覚悟は辞めておけーー」







俺はそう言ったあと一礼だけしてエントランスから出ていった







これは先輩としての()()















覚悟がないのなら()()()()では生きていけないから








今回は人物たちの会話がメインでしたね




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