2話
◇は場面切り替え
変換ミス、誤字があったりするかもしれません
あと改行が変だったらごめんなさい
そして翌日のお茶会
馬車で色んな家のご子息、ご息女達がやってくるその中の一人なのだが降りた途端赤い髪がよく目立つので視線を集めてしまうが
正直見つめられると怖いので傘で遮る
そして右側は見えないし聞こえないのでアデルに立ってもらうのだが私は右側に誰が誰でも入られるのが苦手なのだがこればかりは疲れるが他の人がここに来るより断然いいのでアデルに腕を組んでもらう
そして二人で人が群がる主催のいるところへ挨拶しに行くことになり
中心には金髪碧眼の絵に描いたような王子様が招待客の相手をしていたのだが皆社交界では人気の高いアデルに気がついて道を開けて行くのだった
「失礼しますメルティオ様、この度はお誕生日おめでとうございます」
「アデリウム!ありがとう!そしてよくきてくれた!思う存分楽しんでいってくれ、と失礼隣の方はどちら様か?」
「こちらは私の従姉妹のルフスミリアです」
私の紹介に入ると周りまでも静まり出す
外見の情報はみな知っているようだが、私がお茶会自体初めてなので、皆私の事が気になって仕方ないのだろう聞き耳を立てている
傘を閉じアデルニウムに持ってもらいスカートを少し持ちお辞儀をして
「お初にお目にかかります、アデルニウムの従姉妹、ルフスミリア・ソーリスでございます。この度のご招待ありがとうございます。そして11歳のお誕生日おめでとうございます。」
当たり障りなく丁寧に挨拶とお祝いの言葉を送った。
「ルフスミリア様ありがとうございます。私の名はメルティオ・トラニア是非お茶会を楽しんで行ってください。」
一礼してくれてたのを見てアデルが日傘を寄越したので開き
「ではまた後ほど、失礼します」
「失礼いたします」
二人で会釈しその場を離れた
◇
「プハーッ」
少し息が詰まって吐いているとフフッと隣から聞こえる
「何ですかお兄様?」
「緊張したか」
「そう見えます?」
「言葉がしっかりしていた」
「流石に王子に失礼はできませんよ」
とたわいない話をしながらあまり人がいないとこでお茶をしていると。
遠巻きにお嬢様方がアデルに熱い視線を送っているので見かねてアデルとずっと組んでいた右腕を離す。
「アデルお兄様、挨拶しに言った方がよろしいのではなくて?」
「別に」
「では、私は少々散歩にでも行ってきます」
「迷子にならないように」
とフゥとため息をつかれながらその場を後にしたあの視線はアデルに向いて居るが怖い
「うーん」
(少し悩んで適当に散策するのだった)
◇
散策している声聞こえてきた。
何処からかとあたりを見回すと女の子が何人かの女の子に囲まれて泣いているではないか
(これは俗に言ういじめ?初めて見た)
気づかれにくい位置にいるためフーンと見ているルフス。
そう、ルフスは確かに暖かい人間になる努力をしているが正義のヒーローばりに優しさを振りまく考えはないので関係を持たない人間は放っておいてもいいのでは無いかという冷たい考えなのである(自覚がない)
(あまり見ていて巻き込まれるのも嫌だから退散するかな?)
考えているところ虐められている女の子と目が合ってしまったのだ。
(しまった)
泣いてこちらに助けを求めている以前のルフスであったらこの場合
(関わり合いのない人間だ私が助ける義理もない人間は強いから自力で何とか出来るだろう)
と自分だったら出来る考えで相手を助けようとはしなかったが、今は優しく暖かい人間は助けを求められたら助けずにはいられないだろうという考えに至るったため
助けに行くことに決め傘を閉じた
「失礼お嬢様方、少々道に迷いまして道を教えて頂けませんか?」
(いじめには触れないようにして穏便に済ますのが得策だろう問題にしたくはないから)
「何かしら?知りませんわよ気安く話しかけないでいただけるかしら?気味の悪いこと」
「これはお忙しいところを失礼しました。では、忙しそうには見えないそこの可愛らしい栗色のお嬢様、道案内して頂きたいので一緒にお暇致しましょうか」
そう言って手を引いて囲われている中から取り出して手を握って歩き出す
「な?!お待ちなさい!」
「失礼お嬢様方、今度はお忙しくない時にお声をかけさせていただきます」
「なーーっ!」
足早々と退散したため淑女であるお嬢様方は走って追いかけて来たりはしなかった
そうして二人で歩いて噴水のある涼しいところへ移動した人は居ないようで静かだった
「大丈夫だった?」
「助けていただきありがとうございます...」
「いや、貴方が大丈夫なら良いのです」
「アリアンナです...」
「私はルフスミリアといいます」
会話を止めてしまい話すことがなくなって気まずいこう言うことには慣れていないのだが
「ごめんなさい」
「何故?」
「巻き込んでしまったから」
申し訳なさそうに言うアリアンナ
怪我したわけでもないのにと思い
「いえ、別にこれは私がアリアンナ様を連れ出して道案内させただけの話ですから気にして落ち込むことは何一つないんだ顔を上げて折角可愛いんだから下向くのは勿体ないよ」
頬を触りながら持っていたハンカチで涙を拭ってあげたらアリアンナは顔を真っ赤にして泣くのをやめていた
これはよくアデリウムがリリーナにしているので参考にしてみた
「ルフスミリア様私に様はいりませんし、アンナとお呼びください」
「では私はルフスでいいよ...アンナ?」
「はい、ルフス様」
「いや、ルフスで構わないのだけれど」
「あの...ダメでしょうか?」
「...じゃあ、私もアンナ様と」
「いえ私には様は要りませんので」
考えるのが面倒なのでわかったと言いアンナと呼ぶことにした
「ルフス様、よければ今後もこうしてお付き合い頂けますでしょうか?」
「アンナさえ良ければ私は構わないよ」
「で、でしたら今度うちに遊びにいらっしゃいませんか?」
ハッとするルフス
(これは俗に言う女友達なのでは??悩みを相談したり背中を押し合う例の...昨日読んだ本でも女が女の友達から「貴方ってとても優しい人ね」とか言われていた...まさか優しい人に欠かせない重要人物なのでは?!)
答えは決まった
「では是非お邪魔させていただきます」
「あっ!ちゃんと名乗っておりませんでした私アリアンナ・ルベリオルと申します」
スッと立ってスカートをつまみ可愛く一礼をしてくれた可愛い小さな花のようだった
「では私も、ルフスミリア・ソーリスと申しますこれからも仲良くしてくださいませ」
と赤い髪を零しながら一礼する姿を見て顔を赤らめていたアンナだがまったく気づかないルフスであった。
そんな話をしていると
「ここにいたのか」
「アデル」
「探した、それにお茶会の主催の挨拶も終わっている」
「あー聞きそびれた」
「それに何故傘をさしていないんだ?」
「あぁ、腕が疲れてー...」
言い訳を聞いていたが肌が赤くなっていたのを見てこれ以上は良くないと思ったアデル
「今日はもうお暇しよう」
「そっか...うーん残念」
心配してくれていることもわかっていたので素直にいうことを聞く、ルフスが立ち上がると様子を見ていたアリアンナが
「ルフス様!お手紙お出しします!」
「では、アンナからのお手紙を楽しみに待っています」
「ルフスと仲良くしていただいたようですね突然で失礼ですが今回はこれで」
「い、いえ、こちらこそありがとうございますお気をつけて」
二人でお辞儀をして去って行く姿を見ながら
「ルフス様...そして社交界の黒百合と言われるアデリウム様お二人とも素敵ですわ」
余韻に浸るのであった。
第1王子とアデルは友人関係です
キャラの想像が難航しているので詳しくかけていませんが後々書いていけたらなって思います