表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/105

温泉っていいよね その2

「隠密スキルカンストさせた俺、異世界生活始めました」

番外編パート2、温泉編です!

混浴でも全く違和感が無いのはラノベ補正ですはい。

よろしくお願いします!


クロメとハクがギルドで温泉談義をした2日後。場所はユリーディアの南西部の、平原のとある場所。時刻は午後5時。

そこには立派な和風の建物と、「和国温泉」と書かれた大きな旗が立てられていた。


「へえ、なかなか雰囲気あるじゃないか」


期待通りに和風な感じが出ていて、テンションが上がるケイジ。

クソ、あのアホ狐がやったことで興奮するとは、不覚。


「そうであろう? もちろん、見た目だけではなく中も立派に作っておるぞ。さあ、存分に持て成そう。そなたらが、ここの初めての客人じゃ」


「初めて……ふふふ……」


「…………」


なぜか初めてという言葉に過敏に反応するメルと、だらだらと冷や汗を流すジーク。よく分からないが、まあ特筆する必要もないはずそう信じてる。


「なあケージくん。温泉とは何なのだ?」


不思議そうにレニカが尋ねる。やはり、風呂にこだわる文化形成ではないのだろう、温泉自体を知らない人もいるようだ。


「あー、まあ簡単に言えば広くて豪華な風呂、ですかね」


「ふむ……。それはなかなかに楽しみだな」


すると、建物の中からクロメの部下であろう1人のネコミミ娘が出てきてクロメに何かを告げた。


「よし、準備は完了したようじゃ。中へ行こうではないか」


その言葉で、皆が歩き始めた。




間。




場所は変わって、建物内の脱衣所。ここで皆が服を脱ぎ、温泉に入る支度をしている。

ああ。全員、だ。


「まさかの混浴かよ……」


「あれ、ケージさん喜ばないのかい? ケージさんだったら『女ヒャッホーウ!!』とかいうかと思ったけど」


「いや俺のイメージひどすぎません!?」


いきなりとんでもない毒を吐いてきたミルに思い切り突っ込むケイジ。


「ははは、まあケージはむっつりだからな」


「初めて……〇〇の初めて……」


「さあ温泉に入ろうか早くしないと湯が冷めるよし行こう」


初めて、という言葉を口にした途端血相を変えて逃げようとするジーク。

何があったのかは知らんが、これはなかなか使えそうだな……。ていうかほんとに何があったんだよ……。


「じゃあ、私達も行きましょう?」


「ああ、そうするか」


「ご主人待って~!」


テリシアに促され、ジーク達の後に続く。

ガラッと横開きの扉を開ける。


「おお……!」


「わあ、すごい……!」


「温泉だー! やっほーう!!」


そこには、ケイジ達のいた世界でも滅多にないほどの見事な温泉が広がっていた。

左側には室内の炭酸泉やサウナ。正面には大きな露天風呂があり、右側には体を冷ますための椅子や1人用の小さな湯船など。奥にもまだまだ色々ありそうだった。


「こりゃあすげえな……」


「ふふふ、そうであろう。何せ妾達の国の自慢の1つじゃからな」


心底感動するケイジにドヤ顔でクロメが言う。


「えーと、マナーとかってどうすれば……?」


ああ、先に体を洗うとかそういうのか。


「いいや、構わぬ。今日は妾達の貸切じゃ。好きなようにすればよい。ハク、髪を流すからこっちへ来い」


「はーい」


そう言ってクロメとハクは室内のシャワーが据え付けられたところへ歩いていった。


「だってさ。どうする?」


「そうですね……。じゃあ、まずはこの大きな温泉に入りましょうか」


正面の、1番大きな温泉に浸かる。

足からゆっくりと、慣らすように湯に体を沈める。そして全身が浸かり、腰を下ろすと自然と大きなため息が出た。


「あ~……こりゃあいいな……」


「気持ち良い~……」


なんだかんだで実は人生初の温泉に満足感が溢れる。テリシアも気に入ったみたいだ。


夕陽がオレンジに染める穏やかな景色を、テリシアと共にしばらくの間楽しむケイジなのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ