1常 ~女子大で文化祭あるってよ~
女子大で開かれた文化祭に行ってきました。
菊田くんは仕事で来れませんでしたが、いい思い出ができました。
女子「手作りクッキー100円でーす、いかがですかー」
紅夏「完全に買うしかない。中田くん、ちょっと買ってかない?」
中田「いや買うっしょ。悩むとこないわ」
柴田「俺お前らのそういうとこ本当に良いと思うよ」
購入。
中「女子の手作りってだけで8万倍くらい価値があるよな、クッキーって」
紅「わかる。砂漠でこれしかなくっても甘んじて口の中をぱっさぱさにしようと思うわ」
中「なんで砂漠にクッキー持ってったのかだけがわかんねえな」
紅「一時の気の迷いってあるじゃん、それだよね」
と、適当な事をしゃべりながらクッキーをかじった中田が、
中「ヴェッッッッ!!!!!!!!」
と言いながら体感2mくらいその場で跳ねた。
紅・柴『何事!!??』
中「……いや、なんでもない。紅夏、これあげるよ」
紅「うッ!? 嘘だろ!? あれほど……お前、あれほど女子の手作りを待ち望んでたお前が、どうして!?」
中「いいから……いいから! 一回食ってみてこの白いの!! な!!」
柴「いや絶対やばいじゃんそれ、絶対やばいやつじゃん!!」
紅「ヴェッッッッ!!!!!!!!!!」
柴「紅夏はなんで見える地雷を踏んでくのホントに!」
紅「やっばいこれ……やっばい……」
中「な……? なんかこう、な……?」
紅「なんでか……こう……生臭い……」
中「生臭いな……」
柴「いやもう絶対食いたくないわそれ、クッキー生臭いことってある? そうなってくると地獄製のクッキーとかでしょそれ?」
紅「ごちそうさま」
柴「全部食ってる!! めげないね随分!!」
紅「いや、変な味しても女子大生の手作りよ? 腐っても女子大生って言葉あるでしょ?」
中「あったかもしんない」
柴「いやそんな堂々と嘘つかれると俺が間違ってるのかって心配になるんだけど」
紅「いや、うまかったよ。ほんとに」
中「柴田も食ってみろって、ほらほら」
柴「いや待って、それは中田が買ったやつじゃん! 俺関係ないじゃん!!」
柴「ヴェッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
彼は、誰よりも高く跳ねました。