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第39話*セカンドプロポーズ

「啓が好きなの!!」




ついに言った。初めての、口での告白。


メールでの次の、2度目の告白。


『好き』とは言葉にしたのは初めてだが。


『好き』の一言を言うのがこんなに勇気のいるものだとは知らなかった。


体は熱くなってるし、汗も出てきている。


いつの間に目からは雫がぼたぼた止まらない。


でも、ちゃんと言った。伝えられた。


啓、どう受け止めてくれるの?



啓は口を手で押さえて


「俺・・・てっきり陸は海が好きなのかと・・・」


「違うの!啓なの!」


「だって・・・俺の前じゃ楽しそうには話さないし・・・」


「好きな人の前でそんなことできなかったの!!」


「俺、陸に・・・エンゲージ・・・リング・・・??」








思い出せそう・・・でも、虫のようにかじられて出ない答えがたくさんある。








陸の事・・・俺は好きでエンゲージリングというものを陸に渡したのか?


俺は意味を知ってて??


陸は俺に好きって言ってくれた。


俺はどうなんだ?


エンゲージリングは・・・婚約指輪じゃ・・・?











あとは俺が記憶を思い出す次第なんだ。
















よく頭をこらえるんだ。



目をつむって、じっとして。


そう、かじられたところは埋め尽くせ。


全部、俺の思ったこと感じたこと・・・全て。


陸との関係が1番知りたい。


俺は、どういうやつだったのかを、思い出せ。




えらい短い話になってしまってすみません。


でも、この物語は次から結構見所があるとおもうのでよろしくお願いします。

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