第9話*男子との初☆メール
その日の夜、あたしは北島からのメールを待っていた。
川崎には送らないのかって??北島からメール来てからにする予定・・・。
でもどんな会話すればいいんだろ〜・・・。
♪〜♪〜♪〜
メールの着信音が鳴った。
見たことのないアルファベット・・・北島からかな??
あたしは受信ボックスでメールを開いてみた。
が、それは・・・
『件名:川崎です。
本文:お前からのメールが遅いから待ちくたびれて海から聞いたから、メアド。』
え??か、川崎??
時計を見てみると10時を回っていた。
「やばっ、こんなに待ってたんだあたし!」
あたしは急いで返事を返す。
『件名:遅れてすいません!
本文:北島からのメールが来たら送ろうと思ってた。ゴメン_(._.)_ 』
顔文字なんて入れたらヘンかな・・・?メールでギャップ変わるって思われるかもね。
でもあたしは消さなかった。なんか気持ちが伝わりそう。
そしたら2分もたたないうちに着信音が鳴った。はやっ!!
『件名:
本文:ったく・・・そんなんだから『男嫌い』なおんねぇ〜んだぞ!あ、ちなみに海は今日メール送れないくらい疲れてて塾だったから悪いけど寝るってさ』
『本文:うん分かった。』
『本文:ぉう』
・・・・・・。
会話が続かない。もう途切れちゃったよ。
『本文:話題、途切れたね』
話題出してくれるかなぁ〜??
『本文:じゃあ何かある?』
『本文:・・・ナィ』
完全に話題が途切れたよ・・・。
『本文:お前さ、何で学級委員なんかなったんだ?』
話題が出てホッとしたがこれには答えずらい・・・。
『本文:自分を・・・変えるため』
『本文:変えるためぇ??ヘンなやつ(・3・)』
この絵文字にはあたしは噴出した。
川崎がこんな顔してたらおかしぃっ。
『本文:そういえば・・・川崎はどうなの?』
頭にはコレしか返す言葉がなかった。
でもどうせ、『やってたら特でもするんじゃない??』ってきそう。
今まではやかった川崎の返事が少し遅れてきた。
『件名:お前となると楽しそうだったから』
・・・・へ?
『楽しそう』ってどういう意味?
あの初日のモップのこと?
『本文:あ〜あれはドジッただけだよ』
でも返事は、
『本文:ふ〜ん、あのモップがなくともお前と学級委員したかったかもね』
え?
それ、どういう意味?
あたしはそれを、川崎に聞きたかった。