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10-3 ヴィクターの決断

「ヴィクターさんはいかがですか?」


隆が尋ねると、ヴィクターは複雑な表情を見せた。


「実は……決断の時が来た」


「決断?」


「私は元の世界に帰ることにした」


一同が驚いた。


「1920年代のドイツに?」


「そうだ。私が消えてから100年以上が経過している。私の家族、友人たちがどうなったのか確認したい」


ヴィクターは立ち上がった。


「それに、この世界で学んだ知識を元の世界に持ち帰れば、人類の科学発展に大きく貢献できるかもしれない」


「でも、元の世界に帰る方法が……」


「実はある」


ヴィクターは隆を見つめた。


「君が開発した量子もつれ技術を応用すれば、次元間移動が可能だ。管理者のシステムが消失した今、次元の壁は薄くなっている」


「しかし、一度帰ったら二度と戻れない可能性が……」


「分かっている。だからこそ、今のうちに決断したいのだ」


ヴィクターは隆の手を握った。


「君にも同じ選択肢がある。元の世界に帰るか、この世界に留まるか」

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