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10-1 解放された世界

管理者との戦いから三か月が経過していた。エテリア大陸は、これまでとは全く違う世界に変貌していた。


「今日の実験結果はいかがでしたか?」


魔法学院の新しい研究棟で、隆は教え子たちに囲まれていた。管理者のシステムが消失してから、魔法の性質も大きく変化していた。


「素晴らしい成果です」


隆は満足そうに微笑んだ。


「従来の四元素説と現代物理学の融合理論により、魔法の効率が格段に向上しました。しかも、副作用や制限もほとんどありません」


実際、管理者の人工的な制約が取り除かれたことで、この世界の住民たちは本来の魔法能力を完全に発揮できるようになっていた。


「田中先生」


研究助手の一人が興奮して報告してきた。


「隣町の農民が、窒素固定魔法で収穫量を10倍に増やしたそうです!」


「素晴らしい。化学肥料の原理を理解したんですね」


隆が教えた現代科学の知識は、この世界の人々によって日常生活に応用され始めていた。農業、医療、建築、通信——あらゆる分野で革新が起こっていた。


「でも、先生」


別の助手が質問してきた。


「こんなに急激に技術が発展しても大丈夫でしょうか?」


「良い指摘ですね」


隆は真剣な表情になった。


「科学技術は諸刃の剣です。核融合のように、使い方を間違えれば大変なことになります。だからこそ、倫理教育も同時に行っているんです」

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