表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/59

7-2 初回実験

実験室に緊張が走った。隆は深呼吸をし、核融合の理論を頭に思い浮かべる。


「重水素核と三重水素核のクーロン障壁を越える……」


隆の手に魔力が集中する。原子核レベルでの精密な操作——これまでで最も難しい魔法だった。


「反応開始……」


容器内で微かな光が生まれた。核融合反応が始まっている。


「エネルギー出力は……」


ルナが計測装置を確認する。


「通常の魔法の1000倍以上です!でも制御されています!」


「成功だ……」


隆は安堵の息を吐いた。ついに制御された核融合を実現したのだ。


「でも、これはまだ最小規模です」


ヴィクターが警告する。


「管理者のシステムを破壊するには、もっと大規模な反応が必要だ」


「分かっています。段階的に出力を上げていきましょう」


しかし、隆の心の奥では不安が渦巻いていた。この力は本当に制御できるのか?一歩間違えれば……


「田中さん、大丈夫ですか?」


ルナが心配そうに声をかけてきた。


「ええ、大丈夫です。ただ……責任の重さを感じているだけです」


「みんなで支えます。一人で抱え込まないでください」


ルナの優しい言葉に、隆は心を打たれた。この世界で出会った仲間たちは、本当の家族のような存在になっていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ