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7-1 核融合研究の開始

ヴィクターの警告から一週間後、隆は地下実験室で人類史上最も危険な研究に着手していた。


「重水素と三重水素の核融合反応……D + T → He⁴ + n + 17.6MeV」


隆は黒板に核融合反応式を書きながら、仲間たちに説明していた。


「理論的には、太陽と同じ反応を小規模で制御できれば、膨大なエネルギーを安全に取り出せます」


「でも、核融合を起こすには1億度以上の温度が必要なのでは?」


ルナが心配そうに尋ねる。


「通常の方法では、そうです。でも、魔法を使えば話は別です」


隆は実験台に置かれた小さな水素の塊を指した。


「原子核同士のクーロン斥力を魔法で中和し、強い核力だけを働かせれば、低温でも核融合を起こせるはずです」


「理論上は完璧ですね」


ヴィクターが頷く。


「だが、実際の制御は想像以上に困難だ。私も過去に何度か試したが……」


ヴィクターの表情が曇った。過去の失敗を思い出しているのだろう。


「今度は違います」


セレナが自信に満ちた声で言った。


「田中さんの知識と、私たちの魔法制御技術を組み合わせれば、きっと成功できます」


隆は実験装置の最終調整を行った。水素同位体を封入した魔法容器、反応を制御するための魔力調整器、そして万一の暴走を防ぐための緊急停止装置。


「では、最初の実験を始めましょう」


 

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