091 中だるみする★4の理由
どうも落ち着きを取り戻した読者です。
今回は、なろうとアルファポリスで読書したこと合わせてのお話です。
★の数についてはここまでお付き合いいただいておりますみなさんは、耳にタコができるほどでしょう。ココから初めてご覧いただく方へ簡単にご説明しますと、面白いから★を押すのが基本のわたくしです。一から五までの数の違いについては、★1のどうしても途中下車してしまった以外――★2〜5は読了後に何を思ったかの違いであります。
その中の★4について、語っていこうと思います。
私の中で★4とは「中だるみした、途中でちょっと飽きそうになって読むのを止めるかどうか悩んだ」ということです。★1と背中合わせに存在しているのが★4です。
それで、どういうときに中だるみしてしまうかというと、長い世界観の説明があるとかではないです。人間関係の絡みが疲れたとかでもありません。
一番の理由は、『主人公がいねぇ!』です。
つい先日もアルファポリスで約八カ月間読み続けていた作品をお気に入りから外しました。理由は、もちろん主人公がいねぇからです。なんならヒーローもいねぇからです。どちらも死んでしまって、今日までの約三カ月間残された人たちで、人を変え、場所を変え、グダグダと同じようなことを語って悩んでを永遠と続けているからであります。まだまだ続きそうでした。
流石に何を読まされているんだろうと思ってしまった。
もし、あらすじで主人公に不幸があること、さらにそこから残された者たちがどう生きていくのかを少しでも書いてあれば、お気に入りを外すことはなかったかもしれません。
作者さんからしてみればネタバレになるから書きたくなかったんだろうとも思いますけれど、主人公とヒーローがいなくなって三カ月――この二人に成り代わるような印象も強く魅力的な脇役も正直いないとなると、読むことがつらいのです。
主人公、ヒーロー、そしてなかなかに好印象を得られるだろう登場人物がいないと楽しくない。
みなさんの作品には、スピンオフが書けるぐらい、感想やらで「このキャラいいですね☆」と読者から言葉をもらうような登場人物は存在しておりますでしょうか?
なんなら、作者さんがお気に入りの登場人物は?
それを読者にアピールできてはいるでしょうか?
なろうでも、「主人公いねぇ……ずっとこいつ出てくる」という気持ちが強くなって、それでもストーリーが面白く、主人公に対しても印象がよかったことで何とか最後まで読んで★4を押した作品があります。
主人公の子供たちの話がね、そりゃあ長いのよ。もう一回主人公視点戻そうよ、奥さん二人の視点でも可だよ…なんて思った作品でありました。
せめて本編が終わったあとの番外編にしてくれと、失礼ながら目を滑らせながら読んだのです。
最後に、あらすじに何を書くか、どこまで書くか、読者に何を読ませたいのか、一体どういう作品なのかをやんわりとでもあれば、優しいなあと思う。
そして、主役は誰ですか?
キーワードに『群像劇』の一言でも可。




