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どうも読者です!  作者: ひとつまみの読者
〜気ままな読者エッセイ〜
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045 ルートかイフか

【読者迷走日記】

『ひとつまみの納涼大会』



 どうも読者です。


 暑いですね。みなさん、体調にはお気をつけてお過ごしください。私は何日か頭痛が続きまして…あれは軽い熱中症だったのではないだろうかと、今は平穏無事に生きております。みなさんもヤバイと思ったら一休みしてください。こんなときは遠慮はいらねーんですよ。


 家の前でも工事現場のおっちゃんも蹲っててさ、「大丈夫ですか?」て声掛けたんですけど「大丈夫大丈夫」しか言わなくて、家に入って保冷剤持って行ったけど直ぐにいなくなってましてね……あのおっちゃんは本当に大丈夫だったのかと気になっております。


 声の掛け方も「大丈夫ですか?」ではなく、「お水持ってきましょうか?」とか「現場の誰か呼んできましょうか?」とか、何か別のほうがよかったのかもしれないなと、少々悔やんでおります。


 なんて声を掛ければよかったのか。大丈夫か聞くと大抵大丈夫としか返ってこないですよね。救急車を呼ぼうとしても「大丈夫」て言われますから、あとは大丈夫と言われると一歩踏み出すことができなくなる私が問題…。


 言葉って難しいね。



 さて、長めの私の懺悔から始まりすみません。


 今回は、「物語の最後を読者に決めさせるのはどうなんだろう」というお話です。


 わたくし、ゲームをやるのが好きです。読み専前は、いっとき下手くそながらゲームプレイエッセイをチラリと書くぐらいには好きです。


 なので、物語でどう自分が行動して〇〇ルートに辿り着くのか――など結果が変わるのだって、やりがいあって好きですが、小説でオチを完全読者任せにするようなものはどうなのかと疑問に思う。


 作者さんがラストを決めて、そこから番外編として「もしも〜」な話があれば特に気にしなかったのですが、ラストが二つある……決められなかった作者さんの気持ちの表れなのか、強請った読者の何かがあって愚痴を感想欄に書かれることが面倒だと思っての対策なのかはわかりませんけれども、わたくしはバシッと最後を決めて欲しかった。


 それまでは大変面白かったので、余計に残念に思ったのかもしれません。


 あとは、ハイファンタジージャンルでしたのに、そのルート問題が「どっちの男をとるか」だったです。その点についても「恋愛で終わるならば異世界恋愛ジャンルでいいのでは」問題が私にはありますので、それもモヤモヤとして受け入れられなかった理由の一つであります。何の話だと思われた方は、このエッセイの『033』をお読みいただければと思います。


 物語の最後がどうなるか、いくつかの〇〇ルートが書かれてあったり、ifバージョンが書かれてあったりする作品にはたまに当たりますが、完全読者任せは今回初めての経験です。


 ★1で前回読んだときはラストまで辿り着いていなかったので知らなく、今回は「なんだ凄く面白いじゃん」と思って読み進めてからの……最後に「え?」となったのですよね。


 終わりを決めるのは作者さんです。それをなるほどなと受け入れるのが読者だろうと私は考えておりますが、完全読者任せの終わり方は果たして物語が本当に終わったといえるのかどうか。


 色々と面倒くさく考えてしまう読者もここにおりますのでね、まあ、物語を創作するって大変ですねと結局それしか言えない。


 作者のみなさん、お疲れさまです。


◉ずっと観ようと思って忘れていて、ネトフリでやってたので思い出した『エミリー・ローズ』。怖くはない。悪魔に取り憑かれたエミリーの死は誰のせいだったのか――…みたいなホラーというより悪魔祓いは正当だったのかという裁判。

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