042 未だ慣れない書き方で・後編
【読者迷走日記】
『ひとつまみの納涼大会』
どうも読者です。
前回の続き、「私の読むことが慣れない書き方・読むことが疲れてしまう書き方」について、さらにそこから思ったことを我儘に綴っていこうと思います。
簡単にお伝えしますと、登場人物の視点替えがあったときにほぼ同じ文章を書いてある書き方です。
異世界恋愛やハイファンタジーでも女主人公であった場合出くわすことがほとんどであります。他にはムーンでBL作品でも見かけますが。
たとえば、A視点とB視点あったとして、会話文が全部同じ、地の文でそれぞれの思っていることは変化があるけれど、動き的にはほぼ同じ文であることです。
……説明が下手ですみません。
AとBが同じ場面にいて、面と向かって二人で会話しているところを二回読まされるのであります。
こういう書き方が最初から最後まで続くこと、これがわたくし大変苦手なのであります。
誰の視点で描かれ、コロコロ視点が入れ替わっても全然気にしないのですが、ただ読むなら別の場所でそれぞれが何をしてどんなことを思って考えているのかを知りたい。
同じ部屋にいて、互いに見つめ合ったりなんだりで、両方の視点を読まずともいい状況の話を読むのは疲れてしまうのであります。
前回、読み進めて自分好みの作品であったことがわかったものは、先に書いたこととは少々違いますが、一話目と二話目途中まで同じだったのですよ。それでビクッと過剰に反応してしまい閉じようとしたのです。以前もそうして瞬時に閉じたんでしょうね…。「こういう書き方の作者さんか」と逃げ出したのです。
今度は逃げないでよかった。読んでよかった。
みなさんには読むことが困難な書き方はありますか? トラウマかと思うほどに反応してしまう書き方はありますでしょうか?
私は、今回のことで乗り越えることができたとはいえませんし、作者さんには失礼極まりない言い方になるでしょうが、疲れるまで、ストレスがたまるまで読めとは言いません。まじで目が疲れるだけだから。
でも、一歩……いや半歩でいいので、余裕があるときに進んでみてください。どんなに苦手でもガラリと違うものが見れるかもしれない――
読書ってすごいですね。
※ひとつまみの納涼大会では「人に恐怖を与える=ホラー」ということでやっておりますので、ホラースリラーサスペンスなど細かいジャンル分けで考えておりません。なんなら、幽霊よりも血肉がドバーをおすすめしたい。
◉ということで、『ザ・ハント』です。脱出系? 復讐系? ですかね。