032 長めのタイトルと物語の始まり
【読書考察日記】
『ひとつまみの納涼大会』
どうも読者です。
今回から★1評価をした作品を読み直してみて思ったことも綴っていこうと思います。
目印は、前書きの【読書考察日記】であります。もちろん、ホラー映画を添えることもありますから、その目印は『ひとつまみの納涼大会』です。
さて、読み直してみて思ったことが、タイトルまたはあらすじもでしょうか、長いときに本文がどうなっているかで読み続けられるか決まってくるのかもしれない――ということです。
長いタイトル・あらすじは、作品の中身がどういうものであるか約八割ほど語っていると私は思ってます。そして、キーワードでラストのネタバレしているのかなって。
そういう気持ちで読み始めると、「いつタイトルやあらすじに書いてある話が始まるのだろう」と期待するのですよね。それが読みたいから手に取ったのですから。
しかし、いざ読んでみると、ページを捲っても捲っても出てこないときがある。
いつまで読んでも出てこない……気づけば第一章が終わっている。話数にして五十話以上、長いと百話近く出てこない。
もしかしたら、作者さんにしてみたら既に書いているのかもしれない。
でも、読者の私には全く話が始まっていないのであります。前日譚をずっと読まされている気分になるのです。
読み始めたときのワクワクを保てない。
気が長くないと読み進められないので、いくら面白そうと気になってページを開いてみても、期待した気持ちを持ち続けられないと途中下車してしまうのであります。
あとは、長々と前日譚を読まされたうえに、似たような若しくは同じ内容の文章がニ、三話続いたり、一話飛んでまたその文面を読ませられたりすると疲れてしまうのです。
何回同じこと書いてあるんだろう?
いつ次の場面に進むんだろう?
私が読みたいと思った物語は、一体、どこから始まるんだろう?
そんな感じで、読書欲がすり減ってしまうので、いつか気が長くなったらきっと読める日が来るのかもしれないと、未来の自分に託してページを閉じる。
文章が丁寧に書かれてあるのか、くどいのか、感じ方はその日その時その人それぞれでしょうが、私は間違いなく気が短い読者ですね。
◉長いな、といえば『貞子DX』です。ホラーというよりほぼコメディですので、ホラー苦手な人も観れるかもしれません。
長い部分は、ホラー味が出てくるのがめちゃくちゃ後半……いや終盤。やっと来た! と思ったら映画が終わった。でも、終わり方はスッキリしている方だと思う。




