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記憶
「・・・・・・・・・・・うーん」
ゆっくりと目を開ける。眩しい光だ。ここは天国かと思うけど少しずつ周りが見えてくる。そこは見知らぬ天井だった。
「あ!起きたみたいですよ!」
隣から声が聞こえる。
「よっかたぁ。大丈夫?」
するときれいな女の人が顔を覗いてきた。きれいなブロンドの髪に空のような透き通った水色の目。
「あれ?声が出ないのかな?」
「隊長に見惚れてるのでは?」
「もう!そんなわけないでしょ!」
かわいい。思わずそう思ってしまった。
というかここはどこだろう?ゆっくりと何があったのか思い出す。
確か僕は家族と岬に行って、それから
「っ!」
「大丈夫!?」
その先を思い出そうとした瞬間、頭に激痛が走った。僕は頭を抑える。しばらくすると頭の中が整理できるようになる。ああそうか
「大丈夫!?」
「先生を呼んできます!」
ああ。そうか。僕は
殺されたんだ