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孤淵の魔導師  作者: あい
2/9

神殿の少年

【ニンゲンダ】

【ニンゲンダ】

【イッパイダ】

【ドウスル】

【■■■■■サマニキカナキャ】

【ボクイク】

【ボクモイク】

【ミンナデイク】







「うぅぅ。気味が悪いですねぇ。」

「仕方ないだろう。ここは深海だぞ?光が届くわけがない。」

「そうじゃなくてぇぇ。なんか見られてるっていうかぁ」

「ごちゃごちゃうるさいなぁ!」

「はいはいそこまで。もうすぐ例のポイントなんだから注意してちょうだい。」

「「はい。」」


旧マリアナ海溝深部。深海10000メートル。先日、謎の魔力波動が観測されその調査に私達リアナ隊は派遣されることになった。最新の潜水艦にて約3日の道のりをかけてついに波動が観測された付近まで到着した。


『!隊長!これを!』


操縦していたヒストリアがモニターに映像を映し出した。そこには


「・・・・・・なんですかこれぇ?」

「こんな深海に神殿だと?」

「ヒストリア。魔力反応はある?」

『はい!神殿内に一つ!』

「よし。行こう。」


潜水艦はゆっくりと神殿の中を進む。外見からもわかっていたがかなりの大きさね。


『念のため録画オーブを出しときます。』

「おねがい」


潜水艦から排出されたオーブが周囲を映した。


「「「!?」」」


そこには壁画というよりも私達の知るどの体系とも違う魔法陣が描かれていた。魔法陣からはなんの魔力反応もない。


『まもなく魔力反応があるエリアです。』

「了解。なにがあるかわからないから細心の注意をしてちょうだい。」

『かしこまりました。』


そしてついに私たちはその空間にでた。


「・・・・・・・・なに・・・・これ・・・・・・・・・。」


そこはまるで儀式場。円形の台座の周りを像が囲んでいる。


『隊長!子供です!台座の上に子供が!!!!』


モニターに映された台座の中央に台座に括り付けられた子供がいた。


「はやく救出して!」

『は、はい!』


潜水艦からアームが伸び、子供を括り付けていた鎖が破壊されていく。そしてゆっくりとアームが少年を船内に回収する。


「すぐに救命ポットに!二人も手伝って!」

「「了解!」」


私達はすぐさま格納庫へ向かった。


「男の子?」


そこには小学生ほどの小さな男の子がいた。


「!急いで!」


一瞬、あっけにとられた私たちだがすぐに男の子を救命ポットに運んだ。


『隊長!魔獣です!何体もの魔獣が来てます!』

「緊急脱出!!!急いで!」


直後、ヒストリアから報告を受けた私は即座に撤退の指示を出す。潜水艦は急速発進し神殿を脱出した。
















【イッタナ】

【イッテシマッタ】

【シンジヨウ】

【ワレラノイトシゴヨ】

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